昨日から、今年の“冷え”に至る道…ということで、今シーズンの冷え状況を、私なりに振り返っています。
結論から言ってしまうと…
冷えから、免疫力を低下させている人が多い。
というのが、一番大きな特徴だと思います。
夏の急激な気温上昇のダメージを残したまま、冬に向かっても急な気温低下があり、いっそう免疫力が低下する…。
マイコプラズマ、ノロ、インフルと続く流行も、そんな流れの中にあると思います。
今回は、昨日の続きです。
秋から冬に向かって、私が気にしていたのが…
冬に向けて、気温の下がり方がどうなるか?
ということでしたが、悪いことに夏の場合と同様、冬に向けても暖かかった状況から、急な気温の低下がありました。
それが、昨年の11月20日過ぎ頃でしたが、このとき整体院にお見えになるお客さまには“ある変化”が起きていました。
整体院のお客さまに、かなりの確率で見られた“ある変化”、それは…
カラダが冷えている人が急に増えた。
ということでした。このあたりの傾向は、施術に入る前の触診段階でハッキリと感じとることができました。
特に、下半身が冷えている方が多く、ひどい場合には、あきらかに上半身よりも下半身が冷たい状態になっていました。
さらに、問診の段階では、こんなことを訴える人も増えていました。
- 疲れが取れない感じがする…。
- 何となく体のダルさが抜けない…。
- ちょっとした風邪が治りきらない…。
という感じです。特に風邪については、熱は出ないのに咳などの症状が長引いている、という方が多かったです。
これも免疫力が低下している現われですね。
そうこうしているうちに、巷では“ノロウィルス大流行”というニュースが流れるようになりました。
実は、この時期のもうひとつの特徴として、
お客さま自身が冷えに気付いていない。
ということがありました。これについては、急に気温が下がった後も“小刻みな気温の変動”があったことが影響しました。
11月下旬に一度気温が低下したものの、その後もポツンポツンと比較的暖かな日があったんですね。
上下しながら、右肩下がりで下がっていく。
というのが11月後半から12月始めにかけての気温の下がり方でした。
そのため私が聞く限りでも、ついつい薄着をしたり、布団が少なめだったりという方が多かったようです。
いつの間にかカラダが冷やされてしまった。
というのが、今シーズンの冷えの傾向でしたね。
で、この後12月中旬以降は、ハッキリと自覚できる寒さになりました。
3段階に気温が下がった感じです。
まず12月10日過ぎ位に、ガクッと気温が下がりました。その次が、ニュースでも話題になった“クリスマス寒波”です。
そして、そこから短い周期で“年末年始寒波”がやってきました。
このクリスマスから年末年始にかけてのタイミングでも、いっそう冷えを強めてしまった方もいたようです。
こんな流れで、年明けからはノロウィルスが終息する一方で、“インフルエンザ流行”が始まっています。
というわけで、今シーズンは…
カラダの冷えから、免疫力が低下する。
という傾向が、かなり一般化しているように思います。
これは、整体院で日頃お客さまと接している中でも、確実に感じられる部分です。
自覚のあるなしに関わらず、あなたのカラダも、おそらく例年より冷えから免疫力を低下させているはずです。
まだまだ寒さは続きます。
カラダを冷やさず、温める!
この点を、よく意識して、日常生活を過ごしていきましょう。
それでは、また!