ここ2・3日、ちょっとバタバタしておりました。
特養に入っている母の状態に、ちょっとした変化があったので、あちこち駆け回ることになったんですね。
母の洋服を買いに行ったり、今後の打ち合わせを兼ねて、施設まで母を訪ねたりと忙しい週になりました。
まぁ、母も思ったより元気だったので一安心です…。
話題変わって、このところよくTVでオンエアされている“ポカリスエット”のCMってわかりますか?
水泳の北島康介選手をモデルにした“カワキタジマ”っていうキャラクターが出てくるCMなんですが。内容的には…
冬場の“脱水”に注意!
というものです。冬場は、のどが乾かない…という油断から、うっかりすると脱水状態を起こすことがあります。
CMでは、脱水になりやすい場面が3つ上がっています。
- 寝起き脱水(朝、寝起き直後の脱水)
- 暖房脱水(エアコンの乾燥による脱水)
- 湯上り脱水(お風呂で汗をかいた後の脱水)
確かにこの3つは、冬場でも脱水を起こしやすい状況です。
特に高齢の方などは、冬場でも“脱水症状”にまで至ってしまう場合もあるので注意しなければなりません…。
で、私がこのCMを見ていて、ふと思い出したのが、湯上り脱水ならぬ“湯上がり冷え”についてです。
先日、整体院でお客さまからこんな話がありました。
お風呂で温まっても、すぐ冷えちゃうんですが…。
ふんふん、じつはコレ、意外によく聞く話です。
そこで、状況を詳しく聞いて見ると、こういうことを訴える皆さんは脱水の場合と同様、ちょっとした油断があります。それは…
お風呂でよく温まったから冷えない。
という油断なんです。もちろん、半身浴や腰湯である程度浴槽につかれば、湯上がり直後は充分カラダは温まっています。
ところが、湯上りという状況については、ひとつ大きな落とし穴が隠れているんですね。
湯がり直後は、まず当然のことながら“カラダが一番温まっている状態”です。ただ、同時に忘れてはならないのは…
一番、カラダが冷えやすい状態でもある。
という部分なんですね。これをわかっていないと、ちょっとした油断から“湯上がり冷え”を起こしてしまいます。
お風呂上がりが冷えやすい…というのは以下のような理由があるからです。
- 汗腺が開いて、熱を逃がしやすい状態。
- 汗をかくことで、気化熱で熱が奪われやすい。
ですから、この点をケアして保温をしてあげないと、せっかく温まったカラダがすぐ冷えてしまうことになるんですね。
お風呂上がりに冷えやすい、という方に話を聞くと、だいたい湯上り後10分程度は薄着だったりします。
もちろん、すぐ厚着をしろというのではありませんが、少なくとも下半身については、すぐに保温してください。
ご参考までに私の場合です。
お風呂から上がったら、まずパンツ履きます(当たり前~♪)。そして間髪をいれず、靴下を2枚履きます。
この場合“下が5本指で、上にさき丸”という組み合わせがベストだと思います。
さらに“足首ウォーマー”を装着し、ユニクロの裏ボアスウェットパンツ(これは何でもいいです)を履きます。
これで下半身の保温が終了。この時点では、まだ上半身は何も着ていません(笑)
それから、おもむろにシャツを着る…。
私の場合、仮にそこから30分以内には布団に入って寝てしまうとしても必ずこのようにして、下半身を保温します。
こんな感じで、“まずは下半身を保温する”。コレ、大事なポイントです!
そして、もうひとつ大事なポイントがあります。それが…
- 湯がりに、体の水分をよく拭き取る。
ということなんです。こちらのほうが、あまりしっかりとやっていない方が多いように思います。
こちらも、上半身はそこまで気にしなくていいので、下半身についてはよく注意してください。
例えば、よく私が言うのは…
足の指の間まで、よく拭いてくださいね!
ということです。これをしておくだけでも、足先の冷える速度は全然違ってきます。
しっかりと水分を拭き取った上で保温をしてもらうと、湯がり後1時間位は冷えを気にせずいられると思います。
いずれにしても、“ポイントは下半身にあり!”ということは忘れないでくださいね。
最後にもうひとつ、私がよくやる必殺技(?)をご紹介しておきますね。
それが、お風呂から上がる最後に、
下半身に冷たいシャワーをサッとかける。
ということなんです。もちろん、湯船でよく下半身を温めておくことが大前提ですよ。
そうすると体表の血管が締まり、汗腺が閉じるので、外に熱を逃がしにくくなるという効果があるようです。
瞬間的には冷たいですが、その後、足がポカポカとしてくるので、ぜひ試してみてくださいね!
せっかくお風呂で温まっても、湯上がり直後に体を冷やしてしまっては、元も子もありませんね。
今週末も、かなり寒くなりそうです…。
ぜひ湯上がりの行動に気をつけて、お風呂の温め効果を最大限に活用してみてください。。
それでは、また!