自律訓練法・7つの公式 | 世田谷区北沢一丁目・整体院長の健康日誌(旧・冷え性改善教室)

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旧タイトル『冷え性改善教室』。東京都世田谷区北沢一丁目にある整体院 『快バランス整体院』 院長・渡辺勲のブログ。腰痛、肩こり、骨盤調整、偏頭痛から冷え性まで、様々な症状を改善する整体と、整体院での日々の出来ごとを綴ります!


冷え性改善教室へようこそ!


整体師の渡辺です。




前回から、自律神経のバランスを整えて、冷え性改善にも効果が

あるリラックス法 『自律訓練法』 のお話をしています。


昨日は、実際に自律訓練法をおこなう前の 『準備と姿勢』 につい

てでした。


姿勢的には仰向けでも、椅子に腰掛けてもOKですが…


『落ち着ける静かな場所と、リラックスできる姿勢』


というのが基本です。そこが確保できたら、いよいよ実践です。




今回は、自律訓練法の核心となる 『7つの公式』 と、実際の進め

方についてお話します。


最初の公式は 『背景公式』 と呼ばれ、その後の第1~第6公式ま

でを進める上でベースになる状態を作ります。


そこで一般的には、背景公式を含まずに 『6つの公式』 と呼ばれる

ことが多いです。


それぞれの公式には、一般的には、次のような言葉とイメージング

があてはめられています。




・背景公式 『気持ちが落ち着いている』

         深呼吸をしながら、気持ちを落ち着けてリラックスする。

                ↓                

・第1公式  『手足が重たい』(両腕・両脚の重感)

         腕や脚には重さがある。体の余分な力が抜けると、自然

         に手足の重さを感じるようになる。

                

・第2公式  『手足が温かい』(両腕・両脚の温かい感じ)

          リラックスするほど腕脚の温度は上がっていく。充分リラッ

         クスすると、手足の温かさを感じるようになる。

                

・第3公式  『心臓が静かに打っている』(心臓の調整)

          リラックス状態での心臓の静かな鼓動を感じることで、さ

         らにリラックスしていく。

                ↓ 

・第4公式  『楽に呼吸している』(呼吸の調整)

         リラックス状態での深い呼吸をそのまま感じることで、さ

         らにリラックスしていく。

                ↓

・第5公式  『お腹が温かい』(腹部が温かい感じ)

         リラックス状態でお腹が温まってくるのをそのまま感じる

         ことで、さらにリラックスしていく。

                

・第6公式  『額が気持ちよく涼しい』(額の涼感)

         リラックス状態では手足の温感と同時に、額に爽やかな高

         原の風を受けている感覚になる。それをそのまま感じること

         で、さらにリラックスしていく。



 



まずは楽な姿勢で深呼吸しながら、背景公式の 『気持ちが落ち着いて


いる』 を、心の中で数回唱えます。


気持ちが落ち着いてきたら、そのまま第1公式に入っていきます。


第1公式では、まず 『右腕(手)が重たい』 と心の中で唱えながら、右手

に意識を向けます。


次に 『左腕(手)が重たい→右脚が重たい→左脚が重たい』 と、それぞ

れの言葉を心の中で数回唱えながら、順に進めていきます。




腕と脚は体のパーツとしては、本来とても重いパーツです。体の余分な

力が抜けてくると、自然と腕や脚の重さを感じることができます。


意識をし過ぎて緊張することがないように、ここでは深呼吸をしながら、

ただ両腕、両脚の重さを感じとってください。


慣れてきたら 『両腕が重たい』 『両脚が重たい』 というように、左右を同

時にイメージしても構いません。


両腕・両脚の重さが感じられたら、次は 『第2公式』 に移ります。


初めのうちは重さが感じられなくても、第1公式を少し続けたら、第2公式

へ移行してください。


第2公式では、第1公式と同じ要領で 『右腕が温かい→左腕が温かい→

右足が温かい→左足が温かい』 と温感を感じていきます。




このような感じで第6公式まで順次進めていくわけですが、最初はまず

第2公式までの段階で、十分練習をしてみましょう。


慣れないうちは 『重さ・温かさ』 を感じるだけでも苦労するかもしれませ

ん。焦らずに、少しずつ慣れていってください。


第2公式までの段階に慣れたら、第3公式以降に進んでいくかたちでい

いと思います。


時間的には、3分~5分程度で行ってください。うまくできなくても、この

時間で終わりにします。


自律訓練法の最後には 『消去動作』 を行って終わりにします。


自律訓練法には、自己催眠的な効果があるので、消去動作を行うこと

で意識を覚醒し、すっきりさせます。




消去動作についてと、第3公式~第6公式の補足、そしてポイントのま

とめについては、次回お話したいと思います。


それでは、また明日!