★10/2(水)
透析に行くと、ソーシャルワーカーさんが来て、相談があると言われた。
話を聞くと、患者さん宅のベランダでノラ猫ちゃんが赤ちゃんを3匹産んだと…
母猫は人に驚いてしまい逃げてしまったと…
保護しているという内容だった。
すぐ様、クリニックに連れて来て欲しいと伝え、ソーシャルワーカーさんたちが患者さん宅から連れて来てくれた。
案の定、体温は下がり1匹は危険な状態だった。
ペットボトル湯たんぽを作り、とにかく暖めて欲しいとスタッフさんたちにお願いをし、私が透析を終えるまで代わる代わるミルクを与えたり、お世話してくれていた。
透析を終えた私はスグ帰宅し、お世話を始めた。
私は乳飲み子は3週齡からしか経験が無かった。
生まれて2日目の1週齡が、如何に危険か良く知ってるが故に、神経を張り巡らせた。
ポンポンいっぱいになった3匹
10/3(木)
★かかりつけの獣医さんに診てもらった。
3匹のうち1匹に重度の口蓋裂があることが判った。
ミルクが常に鼻から出てしまっていたのは口蓋裂のせいだった。
安楽死も示唆された。
悩んだ…
本当に悩んだ…
目が開かないうちに…と。
でも、私達夫婦は一生お世話する道を選んだ。
その子は我が家に迎える事にした。
10/4(金)
★一生サポートして行こうと決めたのに…
まるで私達に迷惑をかけたくないかのように、翌日亡くなった…。
チューブでのミルクは上手く飲めていたのに…
彼は『チューブ』と名付けた。
チューブの死から数時間、もう1匹の様子もおかしくなった…。
ミルクを嫌がるし元気がない…。
もう、これ以上死なせたくない!
そう思った私は知り合いの財団法人の代表に連絡をした。
代表は、すぐ預かると言ってくれ、私は友人に浅草まで連れて行ってもらった。
時は既に21時過ぎ。
友人は快く引き受けてくれて、初めての首都高速にドキドキしながら無事に搬送した。
代表は沢山の乳飲み子1週齡を育てているプロ。
とりあえずは安心した。
しかし、厳しい状態は変わらない…。
代表にお願いをし、代表の店を出た。
続く…