◆様々な自覚◆ | 地球は人間だけのものじゃない

地球は人間だけのものじゃない

アニマルズアジアサポートグループジャパンスタッフ




今年で透析10年目を迎える。


無我夢中だった10年。


透析患者として中堅、いや、ベテランになって来た今、やっと透析患者としての自覚が芽ばえた。


透析による合併症が出始め、様々な事で自覚するようになったから。


今も、仲良しだった患者さんの死を知った。


急だったそう。


この10年で、何人もの仲良し患者さんとの別れがあった。


とても悲しく辛い涙を流した。


今朝も。


だけど、その反面


『やっと自由になれたね。やっと透析から解放されたね。』


という気持ちもある。


誰かの死を知る度、私達は、いつ何が起きてもおかしくない体なんだ。と再認識させられる。


私は気持ちの上で病気に負けるもんか!と都度這い上がって来たつもりだけど、最近の私は少し違う。


ボロボロになっていく自分の体が悲鳴をあげ始めている。


アッチもソッチもコッチもココも…


加えて更年期(泣)


もう本当に心底、無理をしたら更に寝込む事になり命に関わるな、、と自覚するようになった。


私は正直『障がい者1級』の自覚が無かった。


だから多少の無理をしたり無茶をして来た。


だけど、もう無茶すらも身体が着いていかない。


最近、ふと思うことが幾度かある。


『私の心臓、いつ停まるんだろ』


と。


こんな事は思っては駄目なんだけど、やっぱりね、痛みから解放されたい、制限ばかりの生活から解放されたい、そう思ってしまう時はある。


だから、透析患者さんが自ら命を絶つ気持ち、正直、解る。


決して私も例外ではなく、常に崖っぷちに立ってるから。


チョンて背中を押されたら、簡単に落ちてしまうだろうな。


ひとつふたつの痛みには耐えられる。

だけど、もうこの域までいくと、終わりにしたいという気持ちも否めない。


愛する旦那にも迷惑かけて、心配ばかり。


寝込む姿ばかり見せてしまってる事も情けなく感じてしまう事が多々ある…。

今までは皆から貰うパワーで立ち直れていたけど、今はそれすらも出来ない。


心も荒んでるんだな、きっと。


そんな現在の私だから、ポジティブになんて考えられず。


だから、自分のペースで、自分らしく生きる為に色々と削ぎ落として行かなきゃなんだと思う。


きっとまた、パワー溢れる自分を取り戻せるって信じて、今を何とかやり過ごすしかない。


って、なんやかんやネガティブな事を綴ってる割には、実際に会うとソコまでドヨーンとはしていない(笑)


相変わらず『ガハハ』って笑ってるし(笑)


ネガティブシンキングになってしまってる問題を解決するか、気持ちを切り替えるかすれば、またいつもの自分に戻れるのは解ってるんだけどなぁ(笑)


その問題が手強いから悶々(笑)


こういう風に気持ちを綴ってるうちに、気持ちに整理が付いたり、答えが見つかったりするんだよね。


だから、ネガティブも綴る意味はあるってことなんだよね。