<松岡圭祐小説を時系列順に読もう~その12~>

松岡圭祐『蒼い瞳とニュアージュ 完全版』(角川文庫)

 WOWOWで深田恭子さん主演で単発ドラマ化された作品です。角川版の表紙にも深田さんの写真が使われています。お綺麗です。
 深田恭子の一ノ瀬恵梨香、萩原聖人の宇崎俊一は非常にマッチしていると思いますが、佐藤江梨子の高津朱美はあってないように思います。


・「ベルティック・プラズマ爆弾」は、『ヘーメラーの千里眼』にも登場します。
・『蒼い瞳とニュアージュ』という絵本は実在しません。
・この作品の時期に、岬美由紀は「海外のシンポジウムに出席している」ことになっていて、これが『千里眼の死角』冒頭のシンポジウムのことを指しています。よって時系列では本作を『死角』の前に置いています。
・自白剤「バルフェタミン」はググっても0件。架空の薬品のようです。「コンセンサス・バリデイション」は出てきました(Consensus validation)。
・VHSにイクラが入り込むことってあるのでしょうか。
・元宮静雄は不正ととられかねない行為を行ったようです。理由はどうであれ、客観的には批判されてしまうでしょう。
・結果的に甲斐塚靖子を殺してしまった「自白剤の過剰投与」。高津曰く、これは「部長命令」とのこと。国内二部の部長は何らかの処分を受けたのだろうか。それともうまくやったのか。

 効率化のため、ルーチン化はいろいろと取り組んでいました
 朝出勤してから何をやるとか、この時間に必ず何をやるとか、毎月1日には何をやるとか。


 しかし、私のルーチンには「休む」という概念が組み込まれていないことに気づきました。

 業務量が増えたとき、「日曜日にも出勤して、少しでも仕事を進めておかねば」と考えることはあります。
 ですが、「日曜日は休み」というのも、幼稚園時代から身についている、一種の「ルーチン」と言えるでしょう。

 休息は必要です。生活にメリハリをつけるためにも、体に染みついた「日曜日は休む」というのは、守るべきルーチンなのかもしれません。


 高校生の時は、部活動で土日も学校に行ってました(午後1時までですが)。
 あの頃は、夜更かしも当たり前だったし、よく心身ともに持ちこたえていたものです。
 (朝刊配達のバイクの音を聴くのが当たり前だったとは、今では考えられない!)

 高校生の私はまだ「若かった」ということで納得できますが、部活の顧問の先生は大丈夫だったのか。家庭もあっただろうに、ぶっ続けで学校にくるなんて。

 社会人になった今、教師という仕事の大変さを感じます。

 最近花粉症がひどくて、水のような鼻水がだらだらと出ます。
 正面を向いているだけで、鼻水がどんどん出てきます。上を向いていれば大丈夫ですが、ずっとそうしているわけにもいきません。
 何回もティッシュで鼻をかむため、その都度仕事が中断され、非常に効率が悪い

 そして、花粉なのか風邪なのかわかりませんが、もでる。
 薬を飲んだためか、眠気も襲ってきます。これまた効率ガタ落ち


 寝不足で頭が働かない、などもそうですが、どんなにコツコツと業務の効率化に取り組んでも、「体調が悪い」とそれだけで台無しです。

 どんなライフハック術よりも、まずは健康第一

 そんなことを思い知った一週間でした。