清々しぃほど雨



降り止まないが
さほど


雨足は強くなるが
さほど


気持ちまで曇に覆われない梅雨前線


進行状況に影響されないのは
いつでも傘を常備しているからだ



晴天の空を愛おしく想うのも今に限ったことかもしれない

いなくなれば
照りつける日光の肌を焦がす視線に嫌気を覚えるかもしれない


雨上がりの青々とした匂いに
いつもは囁くだけの木々が主張して

道は夜に光り

朝に吸い取られ

まだ痕跡を残しては

情緒を揺らす



なかなかいぃものじゃないかっ
雨も
希望を掴むために打ち明けてしまおぅか


なんて誘惑に駆られた。


でも

果たして掴めるものは希望なのか


人の本音なんて
親しくとも親しくなくとも把握しきれないだろぅ


殊、恋愛に関して言えば
例え秘密主義な人間じゃなくても、そぅそぅ言えるものじゃない。


やめた。

あぶない。あぶない。


他人の客観視は
主観視で盛り上がったり、沈んだりする当事者からすれば真実にも似た確信を得られる期待を有している蜜


それに群がる醜態か
空腹に耐え忍んで自ら蜜を収集し続けるか


女王蜂ほど自信を持って信用できない
働き蜂ほど無心の努力家にはなれない


ひたすら蜜が集まる時を待って


もしかしたら
明日壊されるかもしれないこの8角形の密集空間で


その甘美を忘れられず


ひたすら


蜜。。。
景色が変わった


風の運ぶ匂いがちがう


見たことのない人たちと時間を共有しながら同じ方向へ流される


懐かしぃ気がした錯覚にときめきは生まれるよぅだ


新しく生まれたわけではなくて
訪れなかっただけで存在していた場所


世界はそんな場所ばかりだ


帰り道はゆっくりと今日から遠ざかる
名残惜しさを伴って安堵に近付く


色付いた街が反射して向かい側にも過ぎる


この風景を日常的に見る人を羨ましく思うなら


きっと
私がいつも慣れた景色にもまた
感動や情念を抱く人がいるのだろぅ


不思議と未開にも親しみが沸き
当然に愛しさを抱く


なんて勝手で単純なんだ
笑えるな


どぅやら当初の目的通り

戻る場所の大切さを見つけられたよぅだ



ただいま