彼女は

「綺麗にならなければいけない」

と言った



人は努力さえ理由が必要で
義務化しなくては動けないものみたいだ



生きていくことさえもただ漠然と受け入れることができずに探す理由

あってもなくても変わらない

ただの事実


でも理由が必要


欲張りで


怠慢で


虚しくて


努力家


生真面目な生き物


それが本来の姿なのかもしれない
誰かと一緒に過ごして

またもらった

この温かみ



結局 もらわなきゃあげられない



ちょっと前までの自分

小さなことで毎日が嫌になったり

運命のせいにして 諦めたり

つまらないなんて嘆いてみたり

だけど強がって 隠し続けて

その手さえ求められず

浅瀬で溺れかける



過ごす時間の中に優しさ

簡単なことだと笑って

何度だって芽生えさせてくれる

ひとりではどうにもならない自分を

あなたは



だけど

こんなに弱いことは知らないでほしいから

いつだって 助けは呼べなくて

いつだって 孤独の中泳ぐ

その隣で水の抵抗を和らげてくれる

あなたは
居心地のいいところじゃないけど
息くらいはできるって

汚れた空気を送り込んだのは私



わかっているからこそ

どうしようもない



自分がキライ

こんなはずじゃなかった

だけど

まだ 救いがあるよ

過ちに気付いているから