彼の電波はまだ残る

もう圏外のこの土地で

届くすべては 唯一の声

と聞耳の渦中

もはや 愛さえ筒抜け

可哀想に

喉は歌えない

空は果てなく青に繋がり

離さない

愛してもらえる圏内は



この空の下にまだあるだろうか

どこへ行きたいんだ

どこへ連れて行きたいんだ

なぜ なぜ泣くの??

どうしてほしいか言ってみて

そうやって支配しようとしても

操縦席には座れない

リモコンはない

遠隔操作の赤外線は効かないけど見えるんだ

操り糸には繋がらない


だから あなたは誰になりたいの??

私は操縦士じゃなくて

休憩室で一緒に笑ってくれるような同志を待ってる

期待する 今日の声

夢まで 聞こえたよ


手さえ触れられない距離 ちがう

肩さえ触れてしまいそうな距離で離れているのさ



一方的かもしれないなら 足を止めるよ

追い詰めたり 追い詰められたり 駆け引きはいらない

癒してくれなくていいから ただ

少しだけ 一緒に歩いて欲しいんだ


少しだけ


少しだけ


そうやって 大きくなる思いなら 道に置いてくるから


叶わぬ夢を見てるのに


なのに


なんて 眠りたくなるよな夢なんだ