胸の奥が狭くなる痛みを感じた

隙間風 沁みる

ちゃんと閉めて
二度と開かないで



願えないなら 思考を止めて

消えてしまえばよかった

届かない手が冷えてゆく

行けないなら足さえ無意味

道なら途絶えて



わがままが沈む 深い地へ


騒がないで 聞こえない



弾けたような音がした
きっと 明日が迎えに来てくれる
渡りきる力を





この広大な世界は果てしなく刻まれ
私たちは瞬く気泡
それでも 求めることを許された



世界は私が思うよりずっと複雑に回っている


満ち欠けの噛み合わない気持ち

操縦できない想い

壊れて直して

痛んで癒やされ

傷つけ傷つく





ループをなぞる

膿んでいく情は

偶像を生み出す

形を成したら


明日を呼んで

旋回する雲の如く空

また覆す約束



狭く暗い部屋がある
鼓動の近く
密やかにある



身を縮め
嘘を紡ぐ



その扉を否定できないのは
差し込む兆しの希少性を
主張してくれるから



逃避したいのは
消失を許容してしまう 断念の肯定



回避したいのは
本能を逸してしまう 感情の否定





虚偽も愛も酷似している

耐久レース


欲しているのは

簡易化された感性

存在を認識している証明



受け入れるなら

その虚偽も愛も