君には僕が見えているだろうか

寄せ集めの体に
厚く塗りたくった金色のメッキ
次々剥がれ落ちる度に
新しいスプレーを吹き掛けてきた

見てほしいのは
見えているものじゃない

見せているのは
見てほしいものじゃない


気づいてくれたら
きっと壊れていく

気づいてくれたら
その時分かるよ

君と僕
本当の距離感


いつか
錆びて朽ち果てた場所に
君が触れる夢を見た
今はまだ
悪夢だったのか
奇跡だったのか
分からないまま



僕には何が見えているだろうか

沸き上がった言葉に
よく似てる美しい響きの衣装
北風 太陽 それさえも
耐え抜いてしまった意地とプライド

聞いているのは
誰かが作ったもの

聞きたいものは
自分で作ったもの


気づく時がくる
きっと

気づいてくれたら
その時分かるかもしれない


君と僕
包まれた実体


いつか
纏うことのない場所で
君と泳ぐ夢を見た
今はまだ
幻夢だったのか
いつかだったのか
分からないけど



ひとりきり
いつも
どんな場所にいても
恐くて仕方ない
ただの僕
いつか
存在だけに戻っていく

それは願望?
それは理想?
それが真実?



いつか
錆びて朽ち果てた場所に
君が触れる夢を見た
今はまだ

いつか
纏うことのない場所で
君と泳ぐ夢を見た
今はまだ

悪夢だったのか
奇跡だったのか
いつかくるのか
分からない
分からないまま



君に
僕が

僕に
何か


いつか


いつか分かる


いつか


関係形成に自制のカスタマイズ
犠牲を背負う偽善者のフォーメーション

躙り寄る痛覚が蓄積されたら
責任転嫁でスナイパーにトランスファー


さらば
信じることを忘れたダンサー
踊り疲れるころ
オーディエンスはもう
次のショーに時間を捧げる



愛情表現にセルフサティスファクション
均衡調節できずにインソムニア

忍び寄る虚無覚が充満したなら
拒絶反応でアダプターをアップルート


さらば
算段ばかりの若いシンガー
声が掠れるころ
浮き世のモードはもう
次のショーでリニューアルしてる

一時の虚栄心と恒久の並走

柔和と優柔不断が併存して
自ら足場を狭小化させている

理解と知識の相違点
噛み合わない鍵ばかり差し出してしまう

土足で這入られる嫌悪感
ノックなしで開かれる安堵感

傍らの花
静かに意義を変化させてく

必要なのは
バランス感覚

例え生まれても
先例の副次
斬新ささえ懐古心の訴えに呼ばれているだけ

主張と自制に
事実と虚勢の惰性

最適なる距離感は
失望の彼方
信頼の間近

実務上の不可能に
求めるものが揺れている

先人たちの踏襲と改革

だから虚言は
この世界の傷口を埋没していく必要不可欠な存在になってしまう