頼光くんごめん/梅太郎
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「頼光くんごめん」 梅太郎 Dear+コミックス


えー。

またも、なんでかわからないけれども読みたくなっちまった作家が出現してしまいました。

困った・・・(;^_^A

つかさ。「梅太郎」の作品で「あの日僕らは校庭で」(マガビーで連載)をぷつぷつと読んでいてね。

なんでか頭の隅に引っかかっていたの。

なんだか脱力したみたいに見える線なんだけど、気になってたのさ。

で、まあその連載は終わったんだけども、ついこの間まで「Dear+」でやってた「明日、彼のベッドで」を実は大変楽しく読んでいたのね。

それこそ、どこがどう好き?と聞かれると困るんだが、そうねえ・・・・・・・・。

受の「波平」くんに、ワタシもヤラレたってことでしょうねえ。

さて、で、気になって「梅太郎」、早速他の作品も読んでみたんですの。


★塾講師「夏木」は高校時代の恋人との辛い別れに臆病になり、未だフリー。

本当のところ、その恋人「榊」が忘れられないのだ。

とはいえ、若い「夏木」はつい酔った勢いでデリバリーを頼んだコンビニ店員「頼光」にキスしてしまう。

それをきっかけに懐いてくる「頼光」と良い雰囲気になるが、「頼光」が高校生と知り、激しく自己嫌悪に。

けれどそんな「夏木」を「頼光」は包み込むように甘やかしてくる。

そんなある日忘れられない相手「榊」と偶然再会し「夏木」は再び「付き合おう」と迫られ・・・。


コレ読んで、「梅太郎」の何が好きなのかわかりました。

ええ。「口」です。

「口の大きさと薄さ」です!(///∇//)

ワタシはリアルでもそうなんだけど、拳骨が口に入るくらい大きな口がスキなの。

例えば、エアロスミスの「スティーブン・タイラー」とかね?(苦笑)

でね、「梅太郎」の線は、「あんた丸ペンで全部描いてるのん?」と聞きたくなるほどさっぱりした線でさ、まあ正直言うと薄っぺらいの線が。

ところがさ、「舌」だけに妙な質感があって、それが大きな薄い線の口からペロリと出てるの見ると。ドキ★とするわけ!!

で、つい読んでしまうのよ~(苦笑)

そうねえ・・・真っ白な紙の上に赤い血★がぽとん♪と落ちた感じがするようなエロスを感じちゃうわけ。

でさ、お話だって、特別変わった話じゃなくて、過去の恋愛のトラウマで軽く人嫌いになった「夏木」を9人兄弟の三男で、包容力のある「頼光」くんが包む。つーまあよくある年下攻めなんだよね。

でもさ、この話のポイントは「頼光」くんがとことん「おにいちゃん」であることなのね。

家族に対しても、「夏木」に対しても。

もちろん「夏木」には「恋人」なんだけど、その大らかさはまさに「理想のおにいちゃん」で、ともかく「夏木」を安心させること、心地良くさせること、そういうことに心を砕くことが嬉しいみたいなのよね~。

なんともうらやましい(笑)

そして、脇カプの「夏木」の元カレでヤクザの「榊」と舎弟「健一」このふたりの濡れ場なんぞ見てみたいですねえ~。

兄貴に蹴られても殴られてもどこまでもついてゆく舎弟「健一」。健気でいじらしいぜ(o^-')b