「執事の特権」  榎田尤利


執事の特権/榎田 尤利
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★えーと。

有名製薬会社の営業の面接を受けた「仁」は、なぜか27人目の特別秘書候補として、

会社創始者の孫、「乙矢」の屋敷に住み込むことになる。

人嫌いで潔癖症の「乙矢」に、「仁」はバイ菌扱いを受けて・・・


これ。大変おもろかったっす。

大変にBLらしい作品なのでは?と思いまするが、どうよ?

主な舞台は「乙矢」とその執事「富益」の暮らすお屋敷。

そこで「仁」が執事教育を受けるという状況なんだがの。

極小の状況設定で世界観がきっちり構築されていて、余分なものがなくて、ヨシ。

世界の綻びが見え難いので、話としてすごく読んでいて入りやすい。

「執事」は前から人気があるでしょう?

ココでは「執事」になる過程がオモシロイのよね。

だって旦那様が潔癖症で人嫌い。「触れちゃ」イケナイなんて、ステキ★


心理的距離と、物理的な距離の縮まる過程に萌えまする(≧▽≦)


ワタシとしてはラストのエロの部分はごっそり無くてもOKだと思った。

え?そんなんBLじゃないじゃん?と言うなかれ。

それがなくても成立するオモロイ話だったということぢゃ。

だが、このエロ部分がナイと、本物「執事・富益」の仕事が楽しめないからなあ~(o^-')b