復興住宅のあり方、そして、これからの暮らしのあり方を展望するうえで、たいへん参考になる基調講演と事例報告が続きます。ご興味のある方はぜひぜひご参加ください。
「復興のその先にあるハウジング」
~シェアある暮らしの創造へ~
日時:2012年11月18日(日) 14:00~17:00
会場:あすと長町仮設住宅集会所(仙台市太白区あすと長町3-1-1)
主催:日本建築学会東北支部、あすと長町仮設住宅コミュニティ構築を考える会
後援:日本建築学会地域居住小委員会
3.11から一年半が経過しましたが、被災者の住まいの再建は思うように進んでいません。これに連関して、復興(災害)公営住宅の需要は当初想定より大幅に伸びています。期せずして大量供給されることになった復興公営住宅は、スピード重視のなかであっても、被災された方々の安住の棲家となるとともに、高齢化、未婚の増加、働き方の多様化等といった復興のその先にある暮らしを予見しながら、ハード・ソフト両面における計画内容の熟慮が求められます。
本シンポジウムでは、新たな暮らしの価値観として注目が集まる「シェア」をキーワードに、集合住宅の先進事例を通して、いままさに進行中の復興公営住宅の計画のあり方を展望してみたいと思います。
プログラム
主題説明 14:00
基調講演 14:10-15:00
延藤 安弘 (愛知産業大学 教授)
「シェアある暮らしの創造へ」
事例報告 15:00-16:00
興梠 信子(武蔵野緑町パークタウン 自治会 幹事)
「団地の居場所づくり」
藤岡 泰寛 (横浜国立大学 准教授)
「菜園付きコーポラティブハウジングでの暮らしぶり」
田口 雄一 (NPO法人ぱれっと 理事)
「障害のあるなしに関わらず、ともに暮らす住まい」
パネルディスカッション 16:10-17:00
パネリスト
延藤 安弘、興梠 信子、藤岡 泰寛、田口 雄一
コメンテーター
増田 聡(東北大学 教授)、飯塚 正広(あすと長町仮設住宅コミュニティ構築を考える会 代表)
コーディネーター
新井 信幸(東北工業大学 講師)
あすと長町仮設住宅集会所(仙台市太白区あすと長町3-1-1)
○ JR「太子堂駅」より徒歩4分
○ 地下鉄・JR「長町駅」より徒歩8分
◎ 問合せ先
東北工業大学 工学部建築学科 新井信幸研究室
本シンポジウムは財団法人JKAの支援を受けて実施しています。