こないだ私は事故を目撃した。
正確には事故現場から3台後ろから
人が宙に跳んだのを見た。

ひかれた人は15歳の男の子。
ひいたのは80くらいのお爺さんだった。

子供が跳んだのを見てすぐ
車を降りて私は救急車に電話をした。

その時、男の子に駆け寄り、
大丈夫?と声をかけに行った。

はじめ声をかけても返事はなかった。

何回か声をかけていると、
僕、どうしてここで寝てるんですか?
と聞いてきた。

私は本当に怖かった。

そして、事故にあったこと
救急車を呼んでいる事を説明した。

男の子は、
ありがとうございます。と言った。


私が救急車呼びます!
と手を挙げ走って行ったとき、

トラックの運転手さんが、
コラ!止まれ!!逃げるな!
て叫んでるのが耳に入っていた。

おじいさんは逃げようとしていたのだ。

私は救急車が来るまでずっと
男の子の横で声をかけていた。
また頭をひかれたらダメだから
頭側に座り、

今は人に迷惑をかけてる。とか
そんなことは考えなくていい。
生きててくれて良かった。
って声をかけていた。

その間何度も、おじいさんが

大丈夫か?
頭か?足か?
痛いか?

と頭から血を流している男の子に
声をかけていた。

私には、本当に男の子を心配して
声をかけているのか
おじいさんが自分自身のために
自分を守るために
声をかけているのかがわからなかった。


そこへたまたま通りかかった
女の警察官が事情を聞きにきた。

そこへ、車から降りていた人がひとり
僕、仕事があるのでもう行ってもいいですか?
と女の警察官に聞いた。

すると、女の警察官は
私担当じゃなくて、人も足りないので
手伝ってくれますか?
って言った。

私は男の子の側で様子を見ていたので
しゃがんだままでいると
トラックの運転手さんが
俺交通整備してきます!と走って行った。

一番前で事故を目した人は
ドライブレコーダーの話をしていた。

私はいろんな人間を見た。