TOUR24 PSYCHONNECT
LINE CUBE SHIBUYA
10年ぶりのPSYCHONNECTへ行ってきました。
まさか1stアルバム「GAUZE」のツアーを10年後に再びやるとは。
僕は10年前と同じくハードコアバンドのGAUZEのTシャツをまた着て行きました。
珍しく定刻にきっちりと暗転し、聴き慣れないSEと映像が映され、オープニングはアレじゃないのか？と思っていたところでGAUZE-mode of adam-が流れた。
見事なフェイントです。
映像は勿論、電気椅子の処刑CGが映されていた。
暗黒の学生時代は、この映像を見ながら嫌いなヤツをこんな感じで処刑してやりたいと思ったものです☺️(サイコネクトだけにPSYCHOエピソード)
10年前は、この流れから「ゆらめき」だったけど、今回はアルバムGAUZEの通りにSchweinの椅子から始まったのがブチ上がった！
京が渋谷ぁぁああ！かかってこい！！と檄を飛ばしてコール&レスポンスとヘドバンの凄まじい狂乱の宴となって最初から最高すぎた！
更に1stシングル「JEALOUS」のカップリングのUnknown〜まできたから2曲目で優勝でした。
CageではToshiyaはKillerの5弦ベースを弾いていて、ベースソロで京が踊っていたのが面白かった。
最新曲、The Devil In Meは沼にズブズブ沈んでいくようなグルーヴが気持ち良すぎた。
ミドルテンポな曲ながらもヘドバンが起きていた。
ライヴでの良さが際立つ曲でした。
304号室〜の間奏で京が「お前らいけんのか！」と煽ってからヘドバン大会になったのは曲の印象が変わりまくって面白かった！
Ranunculusのラスサビ当たりで前にきて、マイクなしで生声で叫び歌っていたシーンは壮絶すぎました。
MASKでは1999年の出来事が映されて、ノストラダムスの大予言もあって懐かしかった。
1999年7の月に地球が終わるとか当時は色々言われていましたが、1999年7の月の大魔王の正体はDir en greyの1stアルバム「GAUZE」の事だったとよく言っていました。笑
蜜と唾、蒼い月と当時の流れできて秒「」深がくると思いきや、詩踏みがきた時はブチ上がりまくった！
こんな世の中投げ捨ててやる！と言わんばかりにヤケクソになれるドパンク曲！本編最後に我を忘れて燃え尽きられた！
アンコールで大ハプニングが起きた。
京が「お前ら生きてんのか！俺には死んでるように見えるぞ！1つになれるのか！」
檄を飛ばしてから始まったSustain〜の1サビが終わった辺りで、なんと京がステージから捌けてしまった。
京はよく「会場全体が狂乱している地獄絵図が見たい」といった事を昔から言っている。
僕としては盛り上がりが微妙だと感じたところは全くなかったが、ステージ側から見た京としては微妙な部分があったのだろう。
客は京の代わりに必死に大合唱し、それを見渡す残されたメンバー。
Toshiyaはセンターの台に乗って会場を見渡す。
ハラハラしたものの微妙な空気になる事は全くなく、メンバーとファンの長年築いてきたものを凄く感じて逆に熱くすらあった。
このハプニングですら印象的な「ライヴの絵」として成立していた。
メンバーとファンの力量を凄く感じた。
曲が終わると京！と叫びまくったら戻ってきて「お前らふざけんなクソども！もっと(狂ったような？聞き取れず)声出せんだろ！いけるか！ラスト！」と、最後の曲が始まった。
曲が終わるとすぐに京は去っていったが、Die、薫、Toshiyaは結構長めにステージに残ってピックを投げたりしていた。
微妙な気持ちになった人もいただろう。
だけど僕は凄い日に当たってしまった！と、逆にワクワクしてしまった。
今まで満足そうな反応でステージを後にした京は何回も見た事がある。
勿論、今日もそれを見られたら嬉しかったし、その点では悔しさもある。
だけど自分の気持ちにどこまでも正直で妥協しない京さんは改めて魅力的だと思ったし、だからこそ愛されるんだと思えた。
盛り上がりが多少微妙でも「今日はありがとう」見たいな事を言えば丸く納まる。
長年バンドも続いてきて歳も取ってきているのに、今もこんな問題提示な事をやるのは最高だと思えた。
今の時代にこんな事やって、絵になる存在は中々いないと思う。
絵にならなかったら炎上ですよ。笑
ライヴ自体、久々にGAUZEから全曲聴けたり新しい曲も聴けて良かったし、このハプニングがあった事でずっと忘れられないような印象的なライヴになりました。
俺としては凄く良い経験になった。
この日に当たって良かったと心から思えます。
最高なメンバーと理解力の高いファンの皆さんとライヴを作り上げたスタッフに感謝です。
8月のsukekiyo、10月のANDROGYNOS、そして先程発表された秋ツアーも楽しみです！
セットリスト
SE〜GAUZE-mode of adam-
1.Schweinの椅子
2.Unknown・・・Despair・・・a Lost(1998)
3.Cage(2024)
4.raison detre
5.Ash(2018)
6.The Devil In Me
7.304号室、白死の桜
8.mazohyst of decadence(2022)
9.Ranunculus
10.ゆらめき(2024)
11.MASK
12.蜜と唾(1999)
13.蒼い月
14.詩踏み
ENCORE
15.アクロの丘(2024)
16.予感(2024)
17.残(2024)
18.Sustain the untruth
19.激しさと、この胸の中で絡み付いた灼熱の闇
SE.アクロの丘(Piano inst)
かつてあったSHIBUYA-AX跡地。
ここでDIRを2回見ました。
まるで巨大なポスターのようなバスタオル。
すぐに売り切れていました😱
10月の大舞台はすぐそこに。
