35th ANNIVERSARY TOUR 2024
ERA TO ERA EPISODE 1
BRAND NEW CHAOS
相模女子大学グリーンホール 大ホール



LUNA SEAは2024年で35周年を迎えるという事で、5月終わりから11月まで41本に及ぶロングツアーを行います。
しかも公演ごとに2000年までに発表したアルバムのツアーの異なるセットリストが組まれるという何ともCrazyなツアー。


そんなツアーの初日であり1998年以来のSHINE、2000年以来のLUNACYを再現するというもんだから、2000人程度のキャパの相模女子大学グリーンホールの2デイズの倍率は激戦を極め、F.C.Pyro.先行で2日目を勝ち取った時は歓喜の余り叫びました。


5/26。初めて訪れた相模原。
LUNA SEAが初ライヴを行った町田の隣駅。
駅から10分ほど歩くと会場に着きましたが、本当に今日此処でLUNA SEAがライヴをやるのか?とまだ信じられなかった。
関東ならいつも1万人以上が集まるので、その光景とは全く違う訳です。








真矢さんだけ何故デザインが違うのか。笑








隣には広場があって市民と思われる家族たちが子供と遊んだり、おじいちゃんが手摺りで腕立て伏せをしていたり、油断していると着水しそうな噴水があったり、この日は天気も気温も穏やかだったので、広場で寛いでいるとライヴという大きな幸せ前の小さな幸せを感じられました。





入場し、僕に与えられた2階の座席に座るとお馴染みの機材がステージに並んでいる。
ホールでのLUNA SEAはどんなライヴになるのか予想がつかなかった。


開演間際、明るいままで何とLUNA SEAが一度終わるライヴとなったTHE FINAL ACTのSEが流れ始めた!
その時と同じように途中で暗転し、メンバーが登場し、1曲目はアルバムLUNACYの通りにBe Awakeだった!


パンクな疾走感と、未来へ突き進んでゆくポジティブな詩がツアーの始まりと重なって1曲目から泣きそうになった!


「愛する未来へ飛びたとう君と二人で」
なんという至福か🥹
続くスイコマはライヴでずっとやってきてる1曲だけあって既に成熟されまくっていた!
映像や特効は無いけれど、レーザーを使ったりと照明演出が圧倒的だった!
この2曲だけでチケット代の12000円を回収してしまうくらいの圧倒的な演奏だった!


「元気だったか!会いたかったぜ!」
と最初の短めなMCの後は、ずっとライヴで聴きたかった大好きなKISSを演ってくれた!
エロティックな詩とセクシーでスタイリッシュな音。
間奏のJとSUGIZOの並びも見られた!
照明が幻想的で美しすぎるし、RYUICHIがキーを変えたり、真矢が硬い音のタムを入れたりとアドリブがあって、24年ぶりのライヴ披露とはとても思えなかった。
1日目で曲が進化しているとかLUNA SEAおかしすぎる😂


更にこれまたLUNA SEAのライヴで聴きたい曲リストに毎回のように入っていたMy Lover!
ストップ&ゴーの対比がたまらない近未来的でカッコ良すぎるスリリングなこの曲をライヴで聴ける日が来るなんて😭
2022年以来のFEELはヘヴィーなリフに合わせてのヘドバンが気持ちよかった。



「ツアー41本、みんなと未来を創っていきたい。みんなとシーンを作っていきたい。
この辺(相模原)は自転車で汗をかきながら通ったりしました。
神奈川出身の5人が地元からツアーを始めるなんて感動的じゃありませんか。(とRYUICHIがわざとらしすぎる泣き真似をしたから笑いました😂)
2000年を始めたこの曲を。」


gravityの幻想的な世界にブッとび、その次はなんとbe goneが!
ダークで不穏極まりない、LUNA SEAの中でもトップクラスに狂気を感じさせるこの曲。
破滅へと向かってゆくかのような世界観や詩は、LUNA SEAが終幕へ向かう事を示唆しているかのようだった。
僕はこの曲が大好きだけど、こんなにも破滅的でマニアックな曲を今のLUNA SEAがやるかは疑問だった。



真矢のドラムパート後、INORANとSUGIZOによるアコギの弾き合いが行われる。
SUGIZOはアコギの速弾きを思うように弾けなかったんじゃないかと思った部分があったけれど24年ぶりの披露だし、何度も映像で見てきたこのシーンが現実に起きている事が信じられないくらいだった。



10分に及ぶVIRGIN MARYの壮大な慈愛の世界に圧倒されまくって20分の休憩に入った。


前半8曲は2000年に発表された曲のみで固められ、特にライヴでやって欲しかった3曲を既に体感出来た事に感激を超えて、もしかして今日で俺、死ぬのか?と思ってしまった。
そんな抑えきれない感激の中、再び暗転すると真矢の圧巻のドラミングの後に、Jがベースソロで会場を熱くさせ、その後は真矢とJのセッションとなり、お馴染みの真矢コールの場面という今までには無かった変則的な流れだった。
真矢のパワフル極まりないドラミングにJが思わず「真矢すげぇな!」と言っていた。



後半からも演奏曲全てが圧巻でクライマックスだった。
キリがないので、ちょっと省略します。苦笑
RYUICHIが「さがみっぱら」と言っていて、神奈川県民には分かる呼び方だったようです。笑
「集まったみんなの誰か1人でも違ったら(ライヴが)変わってしまうのかも知れない。」
と感激しまくる事を言っていました🥹



本編最後のTONIGHTは2000人の一体感の中にいる事に感激して、凄まじく盛り上がっている中、涙が出てきた。
LUNA SEAがホールで演奏すると、壮大な会場のようだと何度も錯覚した。
ステージはもっと大きく、天井は突き抜けていてフロアーも壮大に広がっているように思えた。
LUNA SEAの演奏のスケール感がそう思わせたのかも知れない。
LUNA SEAはホール会場をアリーナやスタジアムに変えてしまうんだ。



アンコール1ではJがギンギラギンにさりげなくない銀色に輝きまくるジャケットを着て登場し、派手すぎて笑ってしまった😂
Jさんの派手衣装芸は本当に最高です。笑


そして演奏された曲は、終幕前の「一旦の」ラストシングルだったLOVE SONG。
まさかこの曲まで今日やるとは思っていなかった。
ライヴで何度か聴いた曲ではあったけれど、2000年のメニューの流れからのこの曲はダメだった。
2000年当時のLUNA SEAが終幕してしまった深い悲しみと、今こうして見られている感謝。
別れの詩と共に思い出す、自分のこれまでに経験した別れや終わりなどを思い出して途中から号泣しまくってしまい、涙と鼻水を拭う事に精一杯になり、美しい合唱パートを全く歌う事ができなかった。


その後はメンバー紹介。


真矢「39本やるらしいけど2本目にしてこの完成度。ファイナルはどうなっちゃうのか分かんねーな!ファイナルまできっちり愛し合いましょう。」

本当にその通り。
ツアー2日目、BRAND NEW CHAOS初日とはとても思えない圧倒的な演奏だった。


J「言葉はいらないね。真矢くんの言っていた通り感無量です。行くしかないでしょ!
最高の景色をみんなと見ていきたい。全ての景色が愛おしいね。一瞬一瞬、一音一音をしっかり楽しんでいきたい。」


RYUICHI:(INORANに)テレパシーで喋って?(謎の無茶振りきたぁー)
INORAN「このツアー凄く楽しみです。INORANお兄さんは涙腺が弱くなってきてる。思い切り泣いて、思い切り笑って、思い切り叫んで。思い切り楽しんでやって下さい。」

今日は正にそんなライヴになりました。


SUGIZO「1つだけ。ツアー完走を目指して。その先の新しいLUNA SEAを見たい。全通出来るか不安です。真矢は体が弱いし、RYUは喉と闘っているし。24年前のセトリやばくない?体がついていけません。」


神奈川一のVocalist!(今まで宇宙一とかだったのに初心に返ったのか神奈川になった。笑)

RYUICHI「昔から応援してくれている人。最近好きになった人。みんなのお陰でステージに立たせて貰っています。このツアーが終わる頃に、一緒に作って良かったってツアーに絶対するから!」


メンバー全員からツアーにかける意気込みをビシビシに感じまくって、本当にとんでもない、とてつもないツアーが始まるんだなと、ワクワクドキドキしまくりました!
ツアーの最初だからこそ聞けた言葉。
運良くチケット取れて良かったと改めて思えました。


RYUICHI「ここからはLUNAPICの時間です。みんなの写真にかかってるから。
RYUICHIかっこよくなったと思われるか、年取ったなと思われるか。でも1番は楽しんで欲しい。」
と笑いがおきまくり、更に

J「入れなかったヤツのために、この熱を伝えてくれ!」
チケットの倍率が凄まじかった事を把握していて、入れなかった人にまで想いを寄せるJさんの優しさと熱さに感激しまくりました。


WISHで銀テープが放たれ、1曲のみスマホでの撮影が許された。
この奇跡の時間を少しでも残せるのは嬉しい事です。
1曲で丁度良いかも知れないとも思った。

いくぞー!


I WISH!


ギラギラしまくってるJの兄貴🔥


この5人のステージを末長くまだまだ見届けていきたいです。



アンコール2で、Jはグッズのa VisionのTシャツを着ていて、SUGIZOはスリムな白いシャツに黒いズボンでTHE FINAL ACTを意識している衣装だった!


「今日来てくれた、一人一人にこの曲をおくります。」
最後のCrazy About Youの切実な想いが奇跡の夜を締めくくりました。


休憩時間含め3時間に及んだライヴ。
41本もやるライヴの1本とは思えない本気度だ。

INORAN「相模原!最高の2日間をありがとう!またツアーで会おう!」

J「OK!ツアー開始したぜ!とことん行こうぜ!また会おうぜ!」


SUGIZO「(生声で)ありがとう!」
ペットボトルを客席に投げ入れ、いつも通り深くお辞儀をして去っていきました。


今回のツアーはLUNA SEAに1ミリでも興味ある人は絶対に行って欲しいと思いました。
チケット枯れてる地域の方は遠征してでも行く意味あると思います。
これを見てしまったら他にも増やしたくなるわ。
公演ごとにセットリストも違うし、ガチガチなSLAVEもLUNA SEAがちょっと好きな人でも楽しめまくるツアーとなっています。
チケット代12000円の高さは最初の数曲で回収された気分になり、あとはボーナスタイムくらいの演奏やっています。



セットリスト、演奏、メンバーの言葉、ライヴの光景、どれをとっても最幸すぎて、本当に今日で俺は死ぬのか?と思った。
最幸の先にあるものは今日で死ぬかも?なんだと思った。笑


LUNA SEAは35周年。
僕は1997年からのファンですが、今が1番LUNA SEAが好きだと断言できます。
LUNA SEAは1番最初に夢中になった音楽で、共に歩んできた時間が桁違いなので、ずっとライヴで聴きたかった曲がライヴで聴けた時の感激が半端ない。



LUNA SEAでは、その日のライヴでやって欲しい曲を毎回挙げているんですが、その8曲を全てやってくれたというとんでもない経験をしてしまいました。
しかも16曲中、13曲が2000年の曲で大定番曲であるROSIERを外すという攻めと徹底ぶり!
初めて訪れた相模原市がライヴ1本によって思い入れの地となりました。





個人的にライヴ人生21年目にして通算600本目のプロの音楽イベントでしたが、一生忘れられないライヴになりました。
この日を作り上げた全てに感謝します!


メンバーの体調、台風、地震、ミサイルとか色々あるけれど、奇跡的に無事にツアーを完走できる事を願っています。
LUNA SEAに興味が少しでもある人は、ライヴがあった日にLUNA SEAや #LUNAPIC で検索してみて下さい。
きっと素敵な言葉や画像に沢山出会えるはずです。


ライヴに行く日も行かない日も良い日も悪い日も、これからLUNA SEAのライヴがある度に楽しみな気持ちになれる。
SLAVEたちにとってワクワク出来る日々が始まりました!


セットリスト

SE.THE FINAL ACT
1.Be Awake
2.Sweetest  Coma Again

3.KISS
4.My Lover
5.FEEL

6.gravity
7.be gone
8.VIRGIN MARY
〜休憩〜
〜Drum Solo & Bass Solo & Session〜
9.INTO THE SUN

10.I for You

11.a Vision
12.TIME IS DEAD
13.TONIGHT

ENCORE 1

14.LOVE SONG
〜メンバー紹介〜
15.WISH

ENCORE 2

16.Crazy About You
〜UP TO YOU(Piano)〜