箭内道彦60年記念企画
風とロック さいしょでさいごのスーパーアリーナ"FURUSATO"風の日
ふくしまに寄り添い続ける"スリーマン"

さいたまスーパーアリーナ






ライヴ人生21年でダントツで最長のライヴタイトルでした。笑
LUNA SEAでお馴染みの第二の故郷、たまアリでBRAHMANを見たいのと、対バンも面白そうという事で行く事にしました。
会場に着くとマンウィズのファンが1番多かったですが、ちゃんとBRAHMANと ACIDMANのファンもいて心細さは有りませんでした。


波乱のTOKYO2020も、もう記憶の向こう。




アルマジロ可愛かった。笑


会場に入るとLUNA SEAの時と同じモードで400レベルがない状態で、リアルな事言っちゃうとスタンドの後方は埋まっていませんでした。
昼の部が乃木坂46とサンボマスターの2マンだったり組み合わせが冒険しすぎなんですよね。笑
しかし僕としては絶対に埋まるようなイベントよりも、こういう面白い組み合わせのイベントの方が魅力的に感じます。
だからこそ行きたいと思ったし。
箭内道彦さんは面白い人だなと思いました。


マンウィズが2021年にやったと思われる無観客のアンプラグドライヴの映像が流れていて、当時の暗い雰囲気を思い出してしんみりしてしまいましたが、影ナレがなんと女優の石原さとみさんで驚きの声が上がった!
ステージに出てきてくれても良かったんですよ🥺


イベントのオープニング映像が流れた後にバンド名が表示される!
こういうフェスな感じは僕としてはかなり久々でした。


🐺MAN WITH A MISSION

初めて見る超有名バンドのマンウィズ!
毎曲のイントロで歓喜の声が上がり、メンバーの名前を叫ぶ声で溢れ、熱狂的に大数に支持されている事が伺えた。


ROCKがトゲトゲしい不良よりの音楽だと思ってきた最後の世代と思われる僕からすれば、ROCKの危なっかしさや如何がわしさのスリルを全く感じない凄く健全な雰囲気のライヴだと始めのうちは感じていました。


アリーナクラス慣れしたスケール感の大きな演奏と扇動力。
5匹のオオカミたち(サポートギタリストと思われる1人はバケットヘッドみたいな仮面を付けていた。)のステージングは見ていて楽しくならない訳がなかった。
モフモフなオオカミたちが動き回ってるんですよ😂
ダウンチューニングのギターとベースで、ミクスチャーやパンクっぽさがありながらもDJスクラッチやシーケンサーの音が面白く入ってきたりと、オリジナリティーはありながらもポップでキャッチーな音楽性。
ライヴが進むたびにどんどん楽しい気持ちになっていった!


健全さもここまで極めると、こんなにも凄いのか!という今までに感じた事がない新鮮さがありました。MCも丁寧だったし。
マンウィズのライヴは聴き手を問わず、どんな人でも楽しませるような圧倒的な「強さ」があった。


ラストは名曲のFLY AGAIN。
一気にたまアリの温度が上昇したのを感じた。
有名な曲をライヴで聴けた感激があった。
この時にオオカミ1匹の目が光っていて笑いました🤣
良さが分かるどころか、ファンになる人の気持ちが分かったくらいに良かった。
「曲も活動も良い意味で戦略的で、それが嫌らしくない」とイベントの動画でTOSHI-LOWさんが言っていたけど、その意味がよーく分かりました。
徹底された極上のエンターテイナーバンドだった。
本当に世界獲っちゃいそうなくらい圧倒的でした。


拾わせて貰ったセットリスト

1.Emotions
2.TAKE ME HOME
3.Take What U Want
4.Raise your flag

5.yoake
6.絆ノ奇跡
7.Winding Road
8.FLY AGAIN

👹BRAHMAN

僕はこの日で通算40本目のBRAHANのライヴでした。
全体合わせが無かったのは夜の部の前にリハが出来たからなのか。
お馴染みの「お母さんお願い」が荘厳なムードを作り上げる中、この日の為のオープニング映像が流れていて、日付けとライヴタイトルの特別感に声援が上がった。


僕がこの日着てたTシャツの20年前のツアーの1曲目だったA WHITE DEEP MORNINGから始まったのは感激した。


新たな旅の始まりを感じさせる1曲目が終わると
「2度と同じ日は来ない。2度と同じライヴはない。さいしょでさいごのスーパーアリーナ、風とロック、BRAHMAN始めます!」
と賽の河原が始まり、全力でやるしかねぇ!と一瞬にして気合いが入る感じがたまらない!
モッシュダイブ禁止と謳われていたものの、最前のスタンディングブロックではダイブが発生!
それでこそだろ!とアツくなった!
この後も何度かBRAHMANではダイブが発生していたので、退場とかにはなっていなかったと思われます。


広いたまアリに響く、露命の激しすぎるブラストビート。
BRAHMANはライヴハウスだろうがアリーナだろうが全く媚びずにBRAHMANのやり方でグッと引き込んでゆく。
KOHKIは時にギターを上手く弾けていない部分もあったものの、それすらも勢いに変えてしまう。
アリーナ会場でも全く変わらない熱量が届いてくる。
僕はこの日、前方スタンディングエリアのすぐ後ろの指定席でしたが、立ち見と変わらないくらいに熱狂した。
途中で外に出た人は僕の見た中では2人しか確認できなかったので、しっかりと大会場をLOCKしていた。


高校野球の応援の定番になっているSEE OFFでは左右の花道にTOSHI-LOWが繰り出して熱を伝える。
激しく畳みかけた前半から、後半は歌モノへとシフトしてゆく。
「今夜」では2番から細美武士が登場した!
ギターソロで
「俺は知ってんだ。ギター1本で福島を励ましに行っていた男を見てきたんだ。」
という言葉にグッときまくった。



箭内道彦が手掛けたMVを流しながらBRAHMANが20周年の時に作られた「其限」、福島の原発問題の現実を訴える「鼎の問」が演奏された。
2011、2012年の時代感を思い出した。


そしてTOSHI-LOWのMC。
「60歳のお祝いといったら、和食亭で親戚とか呼んでやれば良いのに、こんなデカい会場で汗まみれで50になる男がライヴやってる。ACIDMANもそれなりにいってる。マンウィズも人間年齢ではそれなりにいってる。
今日はまだ良いよ。明日。さだ、さだ、怒髪天、GLAY。介護になってくる。
箭内道彦と最初に会った時は全く噛み合わなくて嫌いだった。
その後、震災があってもう故郷は捨てて東京で生きていく気持ちだったのに、地元の茨城が心配になって、福島が心配になってその先の東北が心配になった。
故郷を大切にする気持ちを教えてくれた事は、箭内道彦ありがとう。
でもムカつく。無茶振りをしてくるから。
原発で福島でどれくらいの人が帰ってこれて、今も帰ってこれない人たちがいるんだろう。
変わらない日常。変わらない世界。本日晴天の...」

最後の曲は「霹靂」
この曲でもMVが流されていた。
2011年に震災が起きて以降、暫く最後に演奏されていたこの曲は、一瞬にして日常が消えてしまったあの時の事を思い出す。
壮絶な曲でありながらも、それでも生きてゆくという意志を中盤からは感じる。
曲の終わりで会場が一気に明るくなり、暗い夜が明けたかのようだった。
まるであの日から今日に辿り着いたかのようで凄く感動しました。


1月のBAD FOOD STUFFに続き、この日ならではのセットリストと言葉で、今回も見事としか言いようがないライヴでした。
イベントだろうがワンマンだろうがBRAHMANはずっとその日にしかない特別なライヴを残してきた。
しかし今日まだとてつもない特別な事が後に待っていた。


1.A WHITE DEEP MORNING
2.賽の河原
3.露命
4.SEE OFF
5.DEEP
6.BEYOND THE MOUNTAIN
7.Slow Dance
8.今夜
9.其限
10.鼎の問

11.霹靂


🪐ACIDMAN

随分と昔から知ってるバンドでしたが見るのは初めて。
まずギターボーカルの大木さんがセンターでベースが左にドラムが右にいる3ピースバンドの並びがカッコよかった!
3ピースバンドとは思えない音の厚さ!
確かな演奏力の上で爆発する激情!
サラッとしているのに尋常じゃないエモーショナルさ!
何度もすげぇ!となりました。


春の南国のような爽やかな曲は凄く音幸を感じまくった。
ライヴ後に調べたらスロウレインという曲名だった。
ACIDMANも良さが分かるどころかファンになる人の気持ちが分かるくらいに凄く良かったです。


アンコールでは「箭内さんから童謡の「ふるさと」を歌えば良いと無茶振りされたけど、TOSHI-LOWが良いじゃん。やろうよ。と言っていた。けど急にヤダって言い出して、その後に1フレーズずつマンウィズとBRAHMANの曲をやれば良いんじゃないか?と言ってきました。やっても良いですか?ACIDMANとしてはカロリー高めです。」と
ACIDMANが演奏する中で、まずはマンウィズのジャンケンジョニーとトーキョータナカが登場して、歌モノの「アカツキ」を歌い、繋ぎ演奏でBRAHMANの「ANSWER FOR・・・」が始まりTOSHI-LOWが登場!
最前ブロックではダイブがまたもや起きまくってきた!
TOSHI-LOWさんと大木さんの掛け合い凄く良かった!
こんなにも素晴らしい演奏とアレンジをしてしまうACIDMANの力量は凄すぎました。


最後は直系メロディックパンクのオーラスには持ってこいの開放的なYour Songという曲をやり、先程参加した3人もステージでワチャワチャして大団円な夢のようなアンコールでライヴは終了しました。


拾わせて貰ったセットリスト

SE.最期の国
1.夜のために
2.波、白く
3.スロウレイン

4.世界が終わる夜
5.輝けるもの
6.ある証明

ENCORE

7.アカツキ with Jean-Ken Johnny,Tokyo Tanaka(1サビまで)
8.ANSWER FOR・・・ with TOSHI-LOW(1ハーフアウトロなし)
9.Your Song with Jean-Ken Johnny,Tokyo Tanaka, TOSHI-LOW(2サビまで) 


チケットが1万近くしたけど値段以上、期待を遥かに超える最高峰の対バンでした!
次の日の余韻も半端なかった。
やっぱりライヴ以上の幸せは無いなと改めて思えたイベントだった。
聖地、たまアリで素晴らしき思い出が増えました。
企画した箭内道彦さんを始め、ライヴを作り上げた全員に感謝です。
マンウィズもACIDMANもいつかまたどこかで見られたら良いなと思った。
2バンドの出会いに感謝し、これからの成就を願っております🙏🏻


これからGWまで毎週ライヴが続きます。
やっと春も来たし、ここから2024年のエモベンチャーが始まるぞぉー

次回のライヴは、日向坂46の横浜スタジアム2デイズです!

開場中は撮影可能でした。








また年末に戻ってこれますように。

たまアリ大好きだぜ。