HAWAIIAN6 presents Rusted TOUR FINAL
渋谷CLUB QUATTRO







ライヴに沢山行きたいと地元の鹿児島から就職を関東に決めて上京した2003年。
その年の6月28日の渋谷クラブクアトロでHAWAIIAN6が出演したライヴイベントが上京初のライヴとなりました。
それまで良い思い出なんか皆無だった僕の人生がライヴによって彩られていった。


ライヴ人生20年を超えた今、始まりの場所でHAWAIIAN6がツアーファイナルワンマンをやるもんだから何てドラマチックなんだ!といつも以上に特別な気分でした。


20年前のHAWAIIAN6はSOULSが爆発的にヒットしてチケットを取るのが難しい状況だったけど、今回のツアー初日の新代田FEVERがソールドしていなかった事もあり、クアトロはどれくらい埋まるのかと思っていたが500〜600人は入っていた感じだったし、これだったら土日は多分ソールドしていたかも知れないと思えた。
何年かはスタジオコーストを満員にしていたし、流石にこれ以上はキャパ落ちて欲しくないと思っていたので、ちょっと安心。
またこれくらいの規模でやれると希望が持てました。


ライヴが始まる前にフロアーを歩き回ると感慨深い気持ちになった。
前方は気合い十分の猛者たちが集い、後方のバルコニーエリアにはお堅い仕事後に来たのかスーツを着た人や、オシャレに身を固めた人もいた。
20年前はキッズばかりだったけど、今では色んな人が見に来るようになったんだと感じた。


ライヴの暗転の瞬間。
この奇跡の時間が始まる時を何度も夢みて、夢が叶ってその繰り返しでここまでやってこれた。


いつものDancing Queenの中でメンバーが登場!

「渋谷ー!旅の終わりだ!いつも通り激しく行こうぜ!」

と東京公演への信頼を感じさせる熱い言葉から新譜のRustedで幕を開けた。
クアトロだけあってストロボやら世界観強めの照明がまた気分をエキサイトさせてくれた。
Wonderの爽やかさは一足早く春の訪れを感じた気分になれて幸せを感じた。


新譜Rustedの4曲はツアーを経て進化を感じまくるも9曲で全て演奏してしまい、後はどんな曲が演奏されるか楽しみで仕方なかった。
久々にライヴで聴けた曲や意外な曲もあった。


「音源を10出していれば3くらいしか覚えていない。レコ発なのにあの曲やってくれ、この曲やってくれと言われるんだよ。
このツアーでやらなかった曲をやるツアーをやってやろうか。」と楽しみになる事を言っていました。


戦争の悲惨さを歌うA CROSS OF SADNESSは今の情勢により響き、アルバムBONDSの最後の流れのColor of Love〜Brand New Dawnにグッときまくった。


この曲を知ってるマニアはいるか!
と哀愁ミドルテンポのFreedom Trainを初めてライヴで聴けたのはびっくりだった!
しかしRINGS収録の曲ではファン歴20年の僕からすればマニアまではいきません。
METAL AXくらいじゃないと😂
満遍なく様々な時代の曲をやってくれたけど微妙な反応の曲はなく、どの曲もサビでは何人もダイバーが発生していた。


「GUREのゴーグルは4万5千円もする。同じのをつけてる客がいる。仙台では3人いた。」という話は笑いました。


「ライヴで客が0人だった事もある。10人来れば今日は来たなって感じだった。客が3人だった頃の曲をやります。」
からのEVER GREENはエモすぎた。
オーラス前にGUREさんとYUTAさんがタッチしたのが印象的だった。
TINY SOULのイントロ1音目の時点で発狂しまくるフロアーの反射神経の高さよ。笑
TINY SOULのイントロは一瞬にしてバカになってしまう感じがたまらない。
恐ろしき横山健節です🧠


ETERNAL〜なんて曲が始まる前のハタノさんの「終わらない青春の歌!」の「おわ」の時点でダイブしてる人がいるし、この狂乱具合は本当に最高だ😂


アンコールの1曲目で「弱かった昨日の自分にさようなら!」という言葉からGOODBYE YESTERDAYが演奏された!
ライヴに行き始めた20年前の自分は色んな意味で弱かった。
その時からすれば今は20年前とは比べものにならないくらい成長して逞しくなった。
まだまだ足らない部分も多々あるけれど。
そんな事を思ったりして尋常じゃないくらい魂の底からブチ上がった。


「15歳の時に横山健に出会って、こんな人生になるとは思っていなかったけど今もワクワクしています。」
という話はグッときたし自分も同じだと思えた。


音楽を聴いてドキドキしたり、ライヴに行く時のワクワクする特別な感情は始まった時と今も全く変わらないと言い切れる。
HAWAIIAN6はずっとそんな音楽の1つです。


「またここから始めるぞ!」
2003.6/28、HAWAIIAN6は1番目に登場し、LIGHT AND SHADOWからライヴは始まった。
この曲が今日、最後に演奏された時は20年間の色んな感情が込み上げまくって頭ん中が真っ白になるくらい熱狂した。
このライヴ人生20年が綺麗な輪になったかのようで余りにもドラマチックすぎた!



当然、HAWAIIAN6は俺の事情なんて知らない。
だけど20年も心動かされる音楽ってのは、こんな運命的な事をやってしまうんだよな。
自分のやりたい事をやっているのに、それがその人の人生の一部を表現してしまう。
ライヴ人生20年の中でも最高レベルにエモかったです!


最後はメンバー3人の撮影タイムがありました。
モッシュピットでスマホ持ってると重いし壊してしまいそうなのでロッカーに預けている僕は写真は撮れませんでしたが残念な気持ちは無かった。
このライヴを最大限に体感できたのだから。


約2時間、27曲というヴォリュームに関わらずあっという間だった。
エモーショナル全開の演奏とパフォーマンスと言葉でいっぱいの時間だった。
改めて素晴らしい楽曲ばかりだと実感した。
HAWAIIAN6のライヴでまだまだ聴きたい曲も沢山あるし、4月に発売されるロコダスト6でまた新曲が聴けるし、次回は5月に必ずしも行きたいです。


20年見れずに終わったバンド、メンバーが亡くなったバンドもいる中で、20年も気持ちが冷めずにライヴに行き続けられているバンドがいるって本当に幸運な事だし運命的でもあるし、人生の半分くらいはライヴ見てるって奇跡に近い事だと思えます。


20年の過去も、これからの未来も語れる今が1番楽しいです。
夢のような最高に熱い奇跡の時間をありがとうございました。
ツアー無事に終えて良かったです。お疲れ様でした。
まだまだ素晴らしきライヴが続いていきますように。
この日を無事に終えて、ここからがまた新たな始まりだ!


セットリスト

1.Rusted
2.Super Sonic
3.Bleed
4.Wonder

5.Shadows Of The Sun
6.Haze
7.Requiem Of The Rain
8.A CROSS OF SADNESS
9.Sundance

10.THE LIGHTNING
11.Days
12.Color of Love
13.Brand New Dawn

14.Miracles
15.WORLD
16.Freedom Train
17.Forever Young
18.RAINBOW,RAINBOW

19.EVER GREEN
20.FLOWER
21.TINY SOUL
22.ETERNAL WISH,TWINKLE STAR
23.I BELIEVE

ENCORE

24.GOODBYE YESTERDAY

25.MAGIC
26.Burn
27.LIGHT AND SHADOW