BAD FOOD STUFF Originals
豊洲PIT




この日のライヴは始まる前から語り尽くせないくらいに楽しみでした。
麹町で途中下車して、この日誕生日を迎えたLUNA SEAの真矢さんがプロデュースしている天雷軒でニラネギ増しの台湾まぜそばを頂き美味しすぎでした。
BAD FOOD STUFFの前にGOOD FOODを頂いたのです。


韮とか葱とかが好きな自分にはたまらんかった🥹



この日のグッズも沢山売っていて、元旦の震災の募金も募っていました。







僕もチャリティーのバッジを購入しました。
フロアーに入ると幕はなく、バンドセットで次のバンドが分かる状態でした。
そして暗転すると3000人だけあってか声援がデカい!


LOW IQ 01 & THE RHYTHM MAKERS PLUS

市川さんが「あの時の感情を思い出せ!」と最初っからアンセムのWHAT'S BORDERLESSをやるもんだから凄まじい盛り上がりだった。


その後は続けて曲を披露し、この前見たばかりの渡邉忍さんもギターで参加していて、元気いっぱいに煽ったり、フルカワさんにタックルしたり悪ふざけしたりして笑いまくりました😂
ドラムが強くて気持ちよかったし、市川さんのメロディーセンスが素晴らしくてSnowmanって曲が凄く良かった!


MCではバンド名を言った後に忍さんがウルトラマンみたいに+を手で作っていた。笑
その後はSWEAR、So Easy、MAKIN' MAGICとMASTER LOWの知ってる曲が続き、最後はウキウキ感がたまらない名曲のLITTLE GIANT!


最後のギターソロでは壮大なモッシュ大会が発生し、忍さんがステージを走り回っていた!
最初から凄く楽しかったし、ギターとコーラス担当の忍さんもかなり良かったです。
LOW IQ 01 & THE RHYTHM MAKERS PLUS、演奏もパフォーマンスもかなり良いバンドでした!


SCAFULL KING

見るのは5年ぶり。
この日は余りスカなノリが無かった気がしたけれど、We Are The Worldのピースな雰囲気は良いですね。
最後のIrish Farmで「解散してる先輩バンドの曲をやります。」と途中でSUPER STUPIDの曲を演り、市川さんも登場して狂乱の盛り上がりとなり、またIrish Farmに戻ったのが凄かったです。


BRAHMAN

楽しくて熱い時間が続いていましたが、BRAHMANの出番前になると前方は妙な静けさが漂い、緊張感が高まってゆく。
これからどんなライヴが行われるのか分かってる人たちばかりで最高でした。


そして僕としては2年ぶり、スタンディングでは5年ぶりとなるBRAHMAN。
夕闇のような薄暗い照明の中、お馴染みの荘厳なSEの中メンバーが登場し、1曲目のTHAT'S ALLのイントロで発狂しまくるかのようなけたたましい声援が上がる中でTOSHI-LOWが登場!


ぶっ通しで98年以前の曲を披露してゆく。
久々にCHERRIES〜が聴けて嬉しかったし、NO LIGHT〜のアウトロの静けさからBEYOND〜が始まった瞬間の高揚は凄まじかった!
音でブチ上がるというよりは魂ごとブチ上げるような熱狂が止まらない中、中盤でTOSHI-LOWが話し始めた。


「あの頃みたいにMCせずに一気にまたライヴやりたいと思っていた。12/31までは。
元旦にテレビを見ていると、神戸の1/17の時と同じ光景が広がっていた。
あの頃と同じ事をやっている場合じゃねぇ。
あの時に出来た曲をやるべきだと思った。」


95年の震災の時に作られ、カバーしている満月の夕が演奏された。
KOHKIはここからはギターをテレキャスからホワイトファルコンに変えていた。
エイヤーサーサーの合唱が響く。僕も大声で歌った。
BRAHMANはいつだって現状を昇華してくれる。
さっきまで荒れ狂っていたフロアーが水を打ったように静かに聴き入っていて、これまでに無かった時間を作っていた。


「寒い中過ごしている人たちへ届きますように。
あの頃はこんな事は言わなかった。
だけど俺たちだっていつまで生きれるか分からねぇ。
今夜が終わって欲しくない。
だから今夜は一緒に歌ってよ。」


満月の夕からの今夜と歌ものが続き、どうしようもないくらいに心にキまくって涙が止まらなかった。
あの時本当にヒドい顔してたと思うので映像とかに映ってないと良いな。笑
いや、逆にそれはそれで良いかも知れないけど。別に顔バレとか気にしないんで。笑


そしてコロナ禍の状況をリアルに反映させた曲、Slow Dance。
今日みたいなオルスタでずっと体感したいと願っていた夢が叶った。
ライヴが思い切り楽しめなかった時期、この曲には何度も活力を貰った。
MAKOTOがギラついた目でフロアーを見渡していた。
ここからフロアーは活気を取り戻し、踊るようなモッシュが起きていたのがエモかった。


「懐メロなんかじゃねぇ。俺たちはいつだって最新。2024年、30年目のBRAHMAN始めます!」


2011年の震災の時に、ここからまた始めるという決意が綴られた賽の河原を最後に演奏した事にまた意味を凄く感じた。
その熱量が反映されたかのような速くて激しすぎるモッシュが吹き荒れ、歌い切ったTOSHI-LOWはマイクを叩きつけステージを後にした。


この日のイベントと現在の状況を反映させたような、想いと意思と美学しか感じさせないライヴの流れの素晴らしさに溜め息しか出なかったし、凄まじすぎるライヴを見てしまったという衝撃と興奮から一刻も早くこれを伝えたい!とライヴ終了後に、すぐにセットリストとMCをX(ツイッター)にアップしたら、今までにない大反響があって沢山の人が見てくれた事が嬉しかったです。
しかもこの日のライヴ終了後に金沢で1/22に急遽ライヴを行う事が発表され、どこまで有言実行なバンドなんだと更に感激した。


「行動欲。それだけが現実。」
1曲目のTHAT'S ALLの詩のままだった。
2024年、あと何回かはBRAHMANを見たいと強く思い、3/30のたまアリのイベントをエントリーしました。
ファンになって22年、ライヴに行き始めて今年で20年ですが改めてBRAHMANに惚れたし、BRAHMANのファンを長らくやっている事を改めて誇りに思えたライヴでした。


セットリスト

1.THAT'S ALL
2.THERE'S NO SHORTER WAY IN THIS LIFE
3.GREAT HELP
4.SEE OFF
5.CHERRIES WERE MADE FOR EATING
6.NO LIGHT THEORY
7.BEYOND THE MOUNTAIN
8.ANSWER FOR・・・

9.満月の夕
10.今夜
11.Slow Dance
12.賽の河原


BACK DROP BOMB

この日の第二の目的であったBDB。
見るのはなんと2011年1月以来です。
クールなINTROがかかる中、レーザーが飛び交いメンバーが登場。
白川さんは黒のキャップに黒のツナギを着ていて相変わらずオシャレだった。
ここでもサポートで忍さんが参加していて、チェックシャツをインしていて服が変わっていた。


3曲目にREMIND MEがきたぁー!
2004〜2005年は頻繁にBDBを見に行っていたので感激しまくり。
FLIP OUT、MASTADABESTAHまでくるし、MASTADABESTAHの速すぎるサビのテンポにテンション上がりまくりました。
マスオさんはJバンドでお馴染みですが、Jバンドの時とは全然違う感じのドラムだった。
バンドサウンドがちょっとグシャグシャだった気はしました。


中盤からは皆お待ちかねのMicromaximumからの曲が連発された!
BLAZIN'のポジティブな光に満ちるかのような最後の大サビはやっぱり最高すぎた🥹


サビでダイブが出まくったTHAT'S THE WAY WE UNITEからのTURN ON THE LIGHTの流れはREVOLVER FLAVOURの再現で感激しまくった😭


大狂乱の初期曲、BDBまで演奏されてステージを後にするも当然アンコールを求められ再登場。
忍さんにマイクを渡され「こんな俺でも2回ステージに立てたぜぇーうらぴー。あっ、お返しします。」みたいな事を言っていて笑いました😂


白川さんが「筋肉痛は明後日から」と笑いを起こし、予想通りにBad News Comeを披露して最後の大狂乱。
「またいつか」とステージを後にしました。

セットリスト

INTRO(8 STRAIGHT)
1.BROKE OUT
2.PROGRESS
3.REMIND ME

4.FLIP OUT
5.MASTADABESTAH

6.BOUNCE IT
7.BLAZIN'
8.CLAP
9.THAT'S THE WAY WE UNITE
10.TURN ON THE LIGHT
11.YOU UP AROUND
12.BACK DROP BOMB

ENCORE

13.Bad News Come


あっという間の4時間。
BRAHMANだけ明らかに違ったし、全部持っていってしまった感もありましたが、最高の対バンでした!
僕みたいにライヴ人生20年越えの人たちや先輩が沢山いたと思いますが、皆今も元気で激しすぎるモッシュとダイブの嵐のぶつかり合いは正に肉弾戦でした。
最高の時間をありがとうございました!


次のライヴはDIR EN GREY。
2002年のMY BLOODY VAMPIREのタイトルがつけられています。
今回のBFSといい、2000年代初頭のライヴタイトルが続く令和6年です。






この文字は中々にDopeだったぜ。