続きです。


ーーーーそんな2017年のライヴはどうでしたか?

6月からいきなり8本も行ったんですよ。それも無理矢理決めた8本じゃなくて行きたいイベントが8本揃っていたという感じで。
いきなり働かないで関東の生活に慣れる為にも6月は遊ぼうと決めていたからこれだけ行けたのも有るんですけどね。
ライヴに歓迎されているなと思えましたよ。自分から離れていったのに戻ってきた自分を熱く迎えてくれた。
関東から離れる前よりもライヴに感動出来るようになった気がするんですよね。
感受性も豊かになって以前よりも色んな事を感じられるようになったし。


ーーーーーそんな2017年の印象的なライヴといえば?

やっぱ3年ぶりとかにライヴを見れた事が多くて再会した気持ちになれました。
2016年にGAUZEは復活していたので、2012年ぶりに見れたのも良かった。
SUGIZOさんとINORANさんの2マンも良かったし、この年からJさんのライヴに通うようになりました。ベストアルバムW.U.M.Fを聴いてハマり、ツアーファイナルのEX THEATERのライヴは今も凄く印象に残っているし、新たな始まりの中にいる自分の現状にも合っていたし。
2012年にJさんのライヴに初めて行っているんですが、その時はハマらなかったんですよ。
やっぱタイミングが合わないとハマらないんだなと思います。


DIR EN GREYに本格的にハマり始めたMACABREのツアーに行けて全曲聴けて嬉しかったし、丁度東京に戻ってきたタイミングで行けたから運命的だなと思ったし、秋にはWither~のツアーも行ってやっと鼓動を回収できたのも嬉しかったです。
そんな中でVIVISICKが最後のライヴをやったり、ageHaのFEVERがFINALを迎えたりお別れもありました。
せめて最後を見られて良かったなと思えます。
VIVISICKは2006年に初めて見ましたが、凄く情熱的な怒りを感じていつも感動を覚えていました。
曲もかっこよすぎるし、ずっと大切なバンドです。
パンパンに人が入ったageHaでYELLOW CLAWでモッシュが起こりまくったのも楽しかったし、CAPTAIN HEDGE HOGのワンマンを見られたのも嬉しかったです。


ーーーーー2018年はどうでしたか?

最初から河村隆一さんの8時間超のライヴですよ。
2時間のライヴを15分の休憩を挟んで4セット。狂っていますよね。笑。凄く良かったです。
隆一さんが「今日初めて来た人?」と言って手を上げて「初めてが8時間という」とったコミニュケーションに爆笑しました。
BRAHMANの日本武道館もセットリストや内容が全く武道館に媚びてなくて凄く良かったし、sukekiyoの京さんの誕生日のライヴでアンコールだけ声出せて盛り上がったのも感動したし、秋のメトロノーム主催の黒の日で2002年くらいのフールズメイトみたいな対バンも夢みたいで良かったです。

一度関東から離れる前以来のHAWAIIAN6では行く前から凄く感慨深かったし、SOULSから完全再現やって、その後ツアーファイナルという事で沢山曲やって合計34曲もやって最高すぎました。
ゴールデンウィークのCHUS & CEBALLOSの来日も凄くよかった。

そして何と言ってもLUNATIC FEST.2018ですよ!
LUNA SEAとBRAHMANの共演は一生忘れられないです。
LUNA SEAは12月にIMAGEとEDENのライヴもやって、ライヴで聴けるとは思えなかた曲が沢山聴けたし。
BRAHMANでSCAFULL KINGとの対バンでSUGIZOさんが出てきたし、SLAVEがここにいるよ!って。笑
SCAFULL KINGもトランペットを華麗に投げたりライヴが凄くかっこよかったし、ステージ袖でSUGIZOさんがみていましたからね。
GAUZEとの消毒GIGも行けて良かった。


=LOVEの全国握手会の野音のミニライヴも忘れられない。昼間にライヴやったんですが照明とか演出が一切ないのにここまで圧倒的な表現が出来るアイドルがいるんだと衝撃でしたね。
TIF2017で初ライヴを見ているんですが、その時とは全く違う進化をしていてびっくりだった。
欅坂46が出てきて音楽的にかっこいいと初めて思えるアイドルが出てきたり、アイドルの概念が変わり始めていた時期でもありました。
けやき坂46の12月の「ひらがなくりすます2018」も今も凄く印象に残っています。
山本彩さんの卒業コンサートで初めて大阪に遠征もしました。
好きなメンバーの卒コンに行ってみたかったし、離島にいた時期に関東にいたらもっと48グループのコンサートに行っていた気がしますね。
振り返ってみると2018年はライヴが中々凄かったな。


ーーーーー令和になった2019年はどうでしたか?

平成最後の日の4/30に日向坂46のデビューシングルの全国握手会に行きました。
ミニライヴは最高に良かったですが、その後の推しメンの金村美玖さんの握手6時間くらい列んで大変でした。笑
平成最後に折れてたまるかと限界を超えた意地で辿り着きましたが、もう握手のために6時間も列ぶ事はしない気がします。間近で見られたのは勿論良かったですが。
その2日前に指原さんの卒業コンサートに行っていますね。
自分としてはここで48グループが終わったという感じです。


ーーーー48グループに興味がなくなったんですか?

欅坂46や日向坂46や=LOVEのライヴをみて本気でグッとくるアイドルが出てきて、やっぱり僕は音楽のグッとくるところが好きなので、そりゃあそっち寄りになっていくよなと。
だからといって激しい曲やったりしているアイドルにははまらず。だったらバンド聴けば良いよねってなるから。笑
48グループがやっている事は楽しかったり面白かったりはしても、表現として音楽として好きな訳じゃなくてエンターテイメントとして好きだったんだなと。
その中でもアイドル特有のスキャンダルやその取り巻き、選抜制や総選挙の競争やら、相次ぐ卒業やら、とどめにはNGT48のあの事件の時の対応。
そういうのも積み重なっていたし、指原さんの卒コンは2009年に興味を持ち始めた時からの集大成を感じられたから凄く良かったし忘れられないライヴだけど、同時にもうこの感じは違うなとも感じていてここで終わりだな。今までありがとうございましたって感じでした。


ーーーーそして欅やイコラブへシフトしていく訳ですね。

ええ。その後の欅坂46の欅共和国2019と東京ドームは刺激的だったし、TIF2019はイコラブも出て暴動みたいな盛り上がりになったスマイルガーデンの日向坂46も凄く良かったし、=LOVEと活動始まったばかりの≠MEの合同の24girlsの野音は今でも忘れられないくらい素晴らしかった。

アイドル以外で2019年で特に良かったライヴは、まずはsukekiyoがINFINITUMリリースしてからのツアーの中野サンプラザ。
このライヴは一生忘れられません。メンバー全員スーツでルックスもかっこよすぎて、ツアーを経ての演奏も凄まじいし、最後の終わり方がもう衝撃すぎて、次の日に昨日のライヴまた見たいとあそこまで強く思えたのは初めてでした。

2005年以来にKEMURIを見に行って、当時には無かったような潔さと尋常じゃないパワーを感じて凄えと思ったし、JさんがLimitless出してからのツアーの赤坂BLITZも熱くて最高だった。
ガンダムフェスも見た事ないタイプのアーティストを見れて行った事ないような雰囲気だったし、演出も凄くかっこよくて面白かった。

この年に改名してアルバムを出して6年ぶりに見たOAUのツアーファイナルも最高だったし、2007年以来のGAUZEのワンマンも90分ノンストップで沢山聴けて最高でしたが、この日が行った最後のGAUZEライヴになってしまいました。
年末のLUNA SEAも演奏も演出も過去最高に凄まじくて感動しまくってこれからが凄く楽しみになり、大晦日はsukekiyoの年越しライヴ。
このライヴは一生忘れられないライヴです。
最初から普通に盛り上がって良い開放の儀で、ツアーファイナルみたいな勢いのある演奏にテンション上がりまくったし、2部制でアンコールもあって30曲もやったし、メリーのガラさんも出てきたり最後に京さんがめずらしくありがとう!と言いましたから。


ーーーそして悪夢の2020年ですね。

2010年代の最後と2020年代の始まりを最高な形で過ごせて、東京オリンピックに付随して音楽イベントも凄く盛り上がりそうだなとワクワクしていた2020年。
まさかライヴ人生で最大の危機が訪れる事になるとは思ってもいませんでした。苦笑

(2023.11/19)

次回は最終回。
ライヴ人生最大の危機。コロナパンデミックに翻弄された苛立ちと絶望の2020~2022年。
そして今まで以上に音楽イベントに感動し、行った数が過去最大本数となったライヴ人生20年目の2023年を語ります。