私は自覚症状があったにも関わらず
「悪くなっている」
という事実を突きつけられるのが怖くて、担当の先生にも大きな変化は無いと言ってしまっていました。
症状はあったものの、突然倒れたりしたことはなく我慢できる範囲でしたし
「私は大丈夫」「今まで大きな問題無くやってこれたし」
こんな風に考えてしまっていましたが、身体は正直なんですよね。
騙し騙しで過ごしていましたが、出勤中の電車内で動悸が止まらなくなり我慢もできない状態にまでなっていました。
これまで心臓が理由で欠勤したことはありませんでしたが、ついにお休みを頂いてしまった時に我慢はできないと判断し精密検査を受けることにしたんです。
精密検査の結果、肺動脈弁不全の悪化と肺動脈狭窄と診断されました。
これまで定期的に診察を受けていましたので、この2つの症状については先生も把握していました。
ですが、弁の置き換え手術はどのタイミングでするか等、判断がすこし難しいそうなんです。
というのも、今は逆流率を見て手術の時期を判断するようですが、少し前までは私のように我慢できる範囲だったり、失神してしまうといった危険な症状がない場合、すぐに手術しよう!とは判断しなかったようです。
実際、私も今回の手術前の説明時に、少し前なら手術という判断はせず、薬でコントロールする方法をとった可能性があると外科の先生に言われました。
私の中では悪化したという感覚がありましたが、数値的には危険なレベルではなかったですし、緊急オペが必要という訳でも無かったんです。
ですから、あれだけの自覚症状がありましたが
「いずれは手術しなきゃいけないけど、いつにしようか?」
といったように、少し余裕がある感じでした。
担当の先生はとても良い方で、いつだって私の意思を第一に考えてくださいますから、このように仰ったのかもしれません。
ただ私としては、心臓にこれまで以上に負担がかかっていると分かっていながら生活するのは精神的に辛かったので、すぐに手術を受けることを決めました。
決心してからは、良い状態で手術を受ける為にこれまでの様な我慢はせず、自分の健康第一に身体を大切にしながらの生活に改善。
そして
手術に必要な検査→術前カテーテル→手術
このスケジュールを進めていきました。