はい、やってまいりました。久しぶりの模型紹介コーナー(???)

今回はグリーンマックスの名鉄3700系を加工したものを見ていきませう。

今回もTwitterの総集編扱いとなりますがどうぞよろしく…😌



◆名鉄3700系は1997年、3500系の改良型として登場した通勤電車です。

●左が3500系、右側が3700系

3500に対して角張ったデザインなのが3700だ。



◆過去に3700という形式は二度登場しておりこの電車は3代目となります。


●これは先代の3700系

戦前製旧型車の足回りに鋼製の新しい車体を組み合わせた車両。



◆それまでの3500系などの裾が絞られた卵形の車体断面と違い、絞りのないストレートな車体が特徴で4両編成5本が製造されました。

他に2両バージョンの位置づけである3100系も存在します。



◆さて、実車の概要を記したとこで加工点を見ていきませう。


グリーンマックスの3100/3700系はコストカットの関係か方向幕、車側灯といった要素が印刷表現となっています。

側面表現の例


◆このように側面は真っ平ら、あまりにもフラットでチープ!

行先も違うものに変えるとステッカーの厚さが目立つ…という酷い有り様。

ストレート車体故、余計に気になってしまいますね…

他にも床下機器、前面窓などが流用品となっておりお世辞にもよい出来とは言えません。

前面窓は代替品がないのとそこまで致命的な問題でないと判断したので側面表現と床下機器をどうにかすることにしました。


●そして加工したものがコチラ

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◆床下機器は阪急8000系列をそのまま使用してたものから各名鉄車の床下機器、愛東の3Dプリンタパーツを利用して実車にかなり近づけました。

車側灯はトレジャータウンのもの、方向幕は元の印刷をくり抜き整形し、断面を西武レッドでタッチアップ、その後プラ板で嵩上げしてフルフラットだった側面に適度な立体感を出しました。



●↑方向幕の精度が微妙な気がする図


方向幕の精度は妥協したので正直微妙ですがステッカーを貼ると意外と様になります…




◆車体はインレタ貼り直しと誤魔化しを兼ねて光沢クリアーを吹いており新車のような輝きを目指しました。

車体に近くの線路が映り混んでいてえっちですね(???)

クーラーメッシュは富士川車輌工業、パンタグラフはtomixの0284(313系用)、

工期削減で一体のベンチレーターや屋根配管、妻面貫通扉の塗り分けは省略しています。




◆ライトユニットは最近新しく出た3100系2、3次車のもの。

標識灯、方向幕が点灯するだけでなく上辺が拡大され後期型特有のクソデカ方向幕もしっかり再現しており実感的となります。


ワイパーはレールクラフト阿波座製。


●まとめ?

数年前からこのGM製の3700系を納得のいくものに仕上げる…という構想はあったのですが当時の技量や床下機器、ライトユニットなど部品の関係でなかなか進まず…しかし最近になって色々なものが出るようになり、やっとそれらしいものが作れたんじゃないかと思います。

久しぶりの更新だし、相変わらずのクソ構成ですがこれからも暇で気が向いた時にでも閲覧しやがれください。

最後までご覧いただきありがとうございました



●おまけ







●裏話

このク3704、2代目である。

元のボディは加工の際、知らないうちに傷をつけてしまったので3100系3次車を改番している。

車番インレタなんてものも2次車じゃ今も出てる訳はなく…

1600の車番など利用したのはここだけの話🙄

振り返れば結構面倒事山積みなので完成させる事が出来たのは奇跡なのかもしれない…