◆TOMIXの名鉄キハ8200を導入しました。


●国鉄高山本線直通車キハ8000の増備用として1969年に登場した形式で走行用エンジンをそれまでの1基から増強され2基、更に電源用エンジンまで名鉄の狭い車両限界に詰め込んだ変態車両です。

(変態構成だけど重いので性能が良いとは言ってない)

キハ8000系列の中で最後まで残った編成で91年まで活躍しました。

後継のキハ8500が登場した後も譲渡の計画があったのかすぐには解体されず、慣らし運転などしていたようですが、旧式のエンジンや重さから引き取り手が現れず全車解体され、現存しません。


◆車両全体

●全てキハ8200で構成されており、基本的な構造は全車同一となっています。




◆パッケージイラスト

●大変素晴らしいイラストが用意されています。

それにどこかの車両と違って模型とイラストの出来がかけ離れているということもありません。

お前のことだぞパノラマカー 


◆前面

●車両のメイン(?)ともいえるお顔です。

HG製品なので出来は良い分、部品点数が多く取付に難儀します。

左からホース無しの簡易版、ジャンパ線類がしっかり表現された精密版の部品が付いており、ユーザー選択となっています。

なお精密タイプのホース部分はクリーム色の成形色なのでプライマーで下地処理して黒色で筆塗りしています。

●ジャンパ線がしっかり表現されたタイプでは連結器を左右に振ると干渉するので、先頭に出る車両は精密タイプ、中間封じ込めになら車両は簡易タイプのパーツを取り付けると良いでしょう…


<比較用?>

●簡易版の連結部

やや物足りなさを感じるが連結しても特に干渉とかはしません。


●精密版の連結部

見た目は素晴らしいがカプラーがパーツに色干渉してしまいます…🙄

走行時に支障が出ること間違いなしなので先頭に出す車両、中間に封じ込める車両を予め決めておくと良いですね。


◆サイドビュー


同じ形式しか入ってないので全てこれ。

国鉄的な雰囲気ですがパノラマカー譲りの連続窓が名鉄らしさを主張しています。

HG製品なので文句なしの出来

印刷も滲みや乱れがなく最近のTOMIXにしてはかなり良好


◆妻面

●ホースは後から油性ペンで色差ししました。


◆その他、細部とか

●あっさり目ですがよく見るとかなり細かい所まで再現されています。流石HG製品ですね!!


●屋根周りとか。

国鉄より狭い名鉄の車体に詰め込まれた各装置が印象的。


●床下機器を下から覗く図。

隣はキハ8500の鉄コレ

…………

……………

なんと!鉄コレの方には同じDMH17とかいうク○エンジンが搭載されています。

どうやら機器流用の世界線だったようです🤪🤪

(な訳)


マイクロエースのキハ8500を買ってからずっと気になっていたキハ8200。
他の車両などを優先したせいで導入がだいぶ遅くなりましたが、出来は名鉄の製品化された模型の中では上位の質で大変よい買い物だったかと思います。
実車は8500共々知りませんが…