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おとなADHD

発達障害に関して、実際に体験したことや、感じたことを記していきます。

記事の内容は基本んん調べです。

不定期更新。

詰めが甘いって言われても、甘くなるものは仕方ない


どうにもこうにも、詰めが甘い。

昔からそう。

いや、今もそう。


生活の中で、文章を読み間違えることがよくある。

「お知らせ」を「おそらせ」とか。

漢字を読み違えたまま理解して、

「ふむふむ」と納得してるけど、後から読み返して絶望するやつ。


 思い込みで突っ走る脳


ADHDの脳って、情報の“全体像”をざっくり掴むのは得意なんですよね。

でもその代わり、細部の処理が雑になりがち。


脳が「はいはい、たぶんこういう意味でしょ!」って勝手に補完してくれる。

それがまあ、だいたい間違ってる。


いわば、脳内の“先走りAI”がちょっとポンコツ。

だから仕事でも、

「うおー!」って勢いで仕上げても、

最後の最後で小さなミスが潜んでる。



チェックすればいい? できるなら苦労しない


「ちゃんと見直せばいいじゃん」って、言われることもある。

うん、それは分かってる。

百も承知。

でも、それができるならここまで困ってない。


集中力のピークが一気にくる分、

見直しのタイミングにはもう燃料が切れてるんですよね。


しかも、さっき書いた文章を“自分の頭”で読み直すと、

脳が勝手に補正して見逃す。

だからミスに気づかない。

まるで自分の文章が、透明なトラップみたいになってる。



対策っぽいものはしてるけど


リマインダー、付箋、読み上げ機能、チェックリスト。

いろいろ試したけど、完璧にはならない。


たぶん、これが「特性」なんだと思う。

詰めが甘いというより、

“集中が一方向すぎる”だけ。


ミスをゼロにするより、

「あぁ、またやったか」って笑ってリカバリーできる方が、

現実的で、たぶん生きやすい。



まとめ



  • ADHD脳はざっくり処理が得意、細部が抜けやすい

  • 勢いで仕上げる分、見直しの頃にはガス欠

  • “やればいいのは分かってる”を責めないでいい



この記事をここまで読んでくれた方、

きっとあなたも“詰めが甘い仲間”だと思います。


でも大丈夫。

詰めが甘いってことは、

ちゃんと“途中までは全力”ってことですから。


ちなみにこの記事も、3回読み直しても誤字がありました。

知ってた。昇天


コンサータを飲んで気分が落ちる日、ありますよね


コンサータを飲むと、頭のもやもやがスッと消えて、

「あ、今日いけるかも」って思える日がある。


でもその一方で、

なぜか気分が沈む日もある。

別に嫌なことがあったわけじゃないのに、なんとなく元気が出ない。


あれ、地味にしんどいですよね。




🧠 脳の中では何が起きてるのか


ざっくり言うと、コンサータはドーパミンノルアドレナリンの再吸収をブロックして、

脳の中の「やる気スイッチ」を長めに押してくれる薬。


ただ、これはずっと続くわけじゃなくて、

薬の効果が切れ始めると、

一時的に脳内のドーパミン量が減ります。


つまり、

朝はスッキリ、夕方どんより。

いわば“脳のガソリン切れ”みたいな状態です。




💭 「頑張れてるのに、楽しくない」日もある


コンサータで集中力が上がると、

作業はこなせる。だけど、なんか楽しくない。


これはコンサータの作用で、

感情の起伏が抑えられているせいでもあります。


テンションが上がりにくくなったり、

「うわ、やった!」っていう喜びが鈍くなる。


落ち込んでるというより、

感情がフラットすぎて、“落ちてるように感じる”だけのことも多いです。

……とはいえ、そのフラットさがつらいんですけどね。




☕ 「気分が落ちた日は、自分のせいじゃない」


私もたまにあります。

「今日は何しても楽しくないな」って日。


でも、それってだいたい、

脳がちょっと疲れてるだけです。


薬の効き方の波、睡眠、ホルモン、食事、

そのへんのバランスが少しズレただけで、

心のテンションも引っ張られます。


だから、そんな日は無理に頑張らなくてもいいと思う。


薬のせいでも、自分が弱いわけでもなくて、

脳が静かに休憩してるだけ。




🌦️ まとめ



  • コンサータが切れかけると、ドーパミンが減って気分が沈みやすくなる

  • 感情の振れ幅が小さくなって、「楽しい」が感じにくくなる

  • 気分が落ちるのは“効いてない”じゃなく、“脳が頑張ってる”証拠




もし、この記事をたまたま見かけた誰かが、

「同じだ……」って思ってくれたら嬉しいです。


その“落ちる日”もちゃんと生きてる証拠。

今日は無理せず、呼吸して寝ちゃいましょ。


おわり昇天


なぜADHDがギャンブル依存をしやすいのか気になった。

ので、調べてみた。最近そんな記事が多い。


おばけくん依存しやすい理由

ADHDは、外部刺激の影響を受けやすく、興奮しやすい

ギャンブルのあたり、はずれ(報酬の有無)に関係なく、演出による刺激で興奮状態になりやすい。


結論だけいえばこれだけ。

外的刺激を受けやすく、注意欠如注意力散漫となる。

本来は当たり(報酬がある時)でしかでないドーパミンが、演出だけででてしまう。

頻度が多すぎて依存するって流れみたい。


そこで、メチルフェニデート(コンサータ)を服用すると何か変わるのか。


カエルメチルフェニデートを服用すると

通常と同じ(外れたときは興奮しない)反応となる。


つまり凡人になるということ。(すごくマイナスな言い方だけども)

ADHDを持つ人が、独創的なアイディアを生み出しやすい理由は感受性の豊かさ。それを無くすという、デメリットが我々にはプラスになる。

今回のテーマのようなギャンブルでも作用する。


なるほど、コンサータの効能はギャンブルにも有用なのか。



そして話は脇道へ…

豚表裏一体な症状

感性が刺激されやすく独創的なアイディアが浮かびやすい

刺激されすぎることによる情報量過多


報酬の有無や成功の確率に関係なくまずはやってみる

指示が最後まで入らない。後先を考えない(考えられない)


社会での生きにくさの理由は紙一重なんだなと。

 

コンサータを服用して、凡人になるべきなのか

んんたちはコンサータを服用することで、一般人に変身できるのです。

かなり勝手なプラス思考な考え方ではありますが、

つまりどちらの特徴も持ちあわせているとも考えられます。

なら、どのようにコンサータと付き合っていくべきか。

 


牛実験結果からみるコンサータとの付き合い方

メチルフェニデートのWikiにこんな記事にこのような記述がありました。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%83%81%E3%83%AB%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%8B%E3%83%87%E3%83%BC%E3%83%88

 

>長期間の使用による影響

2005年の報告では、ラットに長期間メチルフェニデートを投与すると、投与を中止した後にも報酬に関連した行動に変化がみられ、神経に可塑的な変化が生じていることが推測された[42]ヒトにおいても認知機能に対する同様の影響があるかどうかは、2011年現在のところ不明である。

 

つまり「コンサータの服用をやめても、一度できるようになったことはやることができる」ってことかな。

社会の中でできないことがあったときは、コンサータの力を借りて、練習をすればいいんだって。

人間だもの。一回できるようになれば、次からは薬の力がなくてもできるよ。的な。

 

これが世間でよく言う「コンサータで自己肯定感を上げる」ってやつなんだなー。

今までは漠然と受け止めていたけど、根拠を見たことで何となく自分的にかみ砕いて飲み込むことができました。


もっと小さい時にコンサータと出会っていたかったな。

そうすれば少なくとも授業中に居眠りで怒られることはなかっただろうに。


それでは、また昇天