なんて式場のことは頭の片隅に置きつつ
普通に生活を続けていました
前回、散々食い下がられて大変だったせいで
いくつも回ってみようと意気込んでいたブライダルフェアからは完全に遠のいていました
なんて式場のことは頭の片隅に置きつつ
普通に生活を続けていました
前回、散々食い下がられて大変だったせいで
いくつも回ってみようと意気込んでいたブライダルフェアからは完全に遠のいていました
「一体何がネックなんですか!?」
いやいやいや
その言葉に私たちもびっくり
散々
『まだ親にも確認をしていない』
『ディズニーホテルが第一希望で後日見学会』
『他の式場も見てみたい』
と言ったのに…
契約しない十分すぎる理由がありますよね
それなのに営業さんがこっちに出してきた交渉材料は
「今日契約すれば100万円引き」
「プランについているドレスの値段をワンランクアップ」
「装花もランクアップ」
「日程変更を通常1回のところ2回までOK」
とこっちのニーズに合っていないことだけ
さらに
「ディズニーホテルは高い」
「絶対こっちの式場の方が安くて良い」
「アクセスが良い」
「今日なら割引」
「100万もですよ」
「今契約しないと」
「とりあえずでいいから」
「損します」
「もったいないですよ」
「お二人にぴったりです」
「値引きは今日だけ」
「いいんですか」
上記のセリフを耳にタコができるくらいしつこく言われました
今思うと客の話を聞かず、要望もわからない
覚えた勧誘文句を全員に同じように言っているのでしょうね
そしてどうにもこうにも契約してもらえず
出てきた言葉が「何がネックなのか」
夫はかなり優しい人でトラブルを好みません
そんな性格もあり
『今空いている日程や式場は魅力的だけど
両親にも話していないし第一希望が他にある』
『キャンセルする可能性も高いのに10万もの契約金は払えない』
ということを優しく伝えました
(私はかなりイライラしていましたが)
するとまたお得意の「少々お待ち下さい」での離席
そして戻ってくると
『特例として今日から半年後までなら契約金の返金をします』
これなら問題ないですよね!とすごいテンションでした…
この時点で式場見学に来てから6時間が経過し
お互い疲労困憊
もう私たちもめんどくさくなって
キャンセルしても返金してくれるなら
今契約しても良いですよ
と契約書にサイン、10万円の支払いを済ませました
契約するとあっさりと帰らせてもらえて
夫と二人でホッと一息
もちろん
もう何があってもキャンセルするつもり
でしたが
これで一件落着とは行かないのでした…
式場への不信感
それはまずこの営業さんとも言えますが
勧誘の話をされる前からあれ?と思うことが多かったんです
まずこちらの式場は東京駅にあったので
「新幹線が止まるから遠方のゲストも来やすい」
「アクセスが良い」
と言うことを営業さんはアピールしていました
しかし私たち出身は二人とも関東で
親戚も全員が東京神奈川埼玉にいました
友人も栃木と群馬にそれぞれ一人いましたが
それ以外は全員東京埼玉千葉です
新幹線、誰も使わない…
しかも東京駅も都心なのでアクセスが〜と言われましたが
はっきり言って東京駅も銀座も新宿も
都内近郊に住んでる人たちからすると
対して所要時間変わらないんですよね
友人はディズニーに行く子も多いですし
舞浜だって特に遠いって子いないんです
新幹線使うゲストはいますか?と聞かれたので
全員が近くに住んでいることを伝えたのですが
なぜかその後何回も新幹線・東京駅推しをされました…
この営業さん他にも
「○○(ディズニー映画の実写)を見ましたか?」
『私たちは実写はあまり見なくて(当時)』
「僕この前彼女とそれを見たんですけど〜〜〜」
と長々と感想を話し始めたり
ん?話聞いてた??
ってことが多かったんです
そしてこちらは式場がやっていることなのですが
「披露宴会場をお見せします!」
と連れて行かれた時のこと
会場の扉を開ける直前
「今日これから披露宴を行う方の装飾が見れますよ!」
と嬉しそうに言われてびっくり
他人の会場を見せる?
ゲストが入る前に?
本人たちの許可は?
との思いが駆け巡っていきました…
中に入れてもらい
好きに見ていいですよ
とは言われたものの…
何かに触れることもできず
汚さないように、唾も飛ばさないように
テーブル装飾も少し遠くから見ました
ゲストの席に置かれている席札も
実在する方のお名前ですよね
個人情報もありますし
果たしてこれはいいのでしょうか?
私は許可なくセッティング済みの披露宴会場に
知らない人が入るのは嫌です
だって一番おもてなしするゲストがまだ見てないのに
万が一ペーパーアイテムを汚されたりしたら
どうするんでしょうね?
自作でも予備はあるかもしれませんが
友人の席にお手紙を置く方もいます
つまずいて倒れてグラスを倒して割ってしまったら
完全に綺麗に元通りにするのにも時間もかかりますよね
普通だったらセッティングを終えた後
できる限り立ち入らないようにする場所だと思うのですが…
さらに営業さんの離席の多いこと
10分程度攻防をすると
すぐ少々お待ち下さいと
裏へ引っ込んでいきます
そして散々待たせた挙句
頑張って上司に交渉してきましたと
意気揚々とやってくるんですよね
当時社会人経験の浅かった私たちでもわかりました
上に許可をとったなんてセリフが嘘なことは…
値引きやサービスって
普通どこまでやっていいか決まっています
例え友達でも、友達価格はここまでOKって
マニュアルがあるはずです
経営者と直接話しているならまだしも
その式場の上司が部下に言われたからって
じゃあ頑張っちゃおう!
なんて太っ腹な値引きやサービスなんか許可しませんよね
そんな権利ないですよね
なので最初から決まっているサービスを
離席して小出しにしただけです
というか真っ当な会社なら
客が来てからもう5時間経つけど
まだ話してるの?ってなると思います
そんなこんなで拘束されすぎて疲労も相当溜まったこと
何も言っても首を縦に振らない私たちに
ついに営業さんが声を荒げました
前回、まだ全て未定と話したにも関わらず
勝手に良き日を決めてきた営業さん
「こんないい日が空いてるのは奇跡です!お二人のために空いていたと言ってもおかしくないですね!」
「すぐに埋まってしまいますよ!仮予約した方がいいです」
と歯の浮くような文句を言い出し
強引な営業活動に困惑する私たち…
※過去の話ですがこのセリフは今でも忘れられず本当にそのままです
(あとその後ある事情からその日にあったこと全て記録していました)
実はこの前にアンケートを見て話していた時
他に検討している式場を聞かれて
迷わずディズニーホテルが第一希望と答えていました
ただ金銭面が不安なので他の式場も見てみようと今日こちらに伺いました
ディズニーホテルは見学会が開かれるのが少し先のためまだ見学はしていません
と素直に伝えていました
なので
『第一希望のミラコスタやアンバサダーもまだ見ていないので…』
と言ったものの
「絶対こちらの方が安いです。向こうはかなり高いですよ。見学に行ってもやっぱりこっちって絶対なります」
と引かず、客の足元をみるだいぶ失礼な営業さん
実際私たちが見学に行ったのは25歳の時で
まだ落ち着きもない若者だったせいもあると思います
ちなみに仮予約と言うのは
・契約書の記入
・日程を抑える
(半年前までは日程の変更可能
・その場で契約金10万円の支払い
(キャンセル等で返金不可、結婚式の支払いに充当
つまり普通に契約しろってことですね
その後もしばらく
『親にも予定を聞いていない』
『もう少し貯金もしたい』
等の攻防戦が続き、営業さんが離席した後
「上に確認したところ、今日仮予約すれば総額から100万円の値引きが可能です」
と言われました
(端折りましたが最初は20万→50万→100万でした)
もちろんそんなのどうでもいいです
まず第一希望が違う式場ですし
仮予約したら契約金10万円がかかり戻ってきません
それに
この式場にはすでにいくつかの不信感がありました
FTWを検討していた私たち
金銭的に高いと言う噂はもちろん耳にしていました
そのため他の式場も見ておこうと言う話でまとまり
FTWより先に都内某所の式場へ見学に行くことに
その日訪れた場所
そこはホテルではなく結婚式専用の式場で
当時の披露宴会場のモチーフが“美女と野獣”
ゼ●シィで見つけたのでわかりませんでしたが
式場はなんとビルの中にありました
他の階は確かオフィスだったかと思います
到着した時からオフィス街のど真ん中にあったこともあり
『式が終わった後夢から覚めるのが早すぎるかもね』
なんて話していました
到着するとまずアンケートを書かされます
・大体の希望の日取り
・招待客の人数
・予算
・どんな式にしたいか
・他に見学に行った式場
これが基本な内容でした
最初はその式場のコンセプトだったり
結婚式の流れなど大体のことを説明していただきました
その後披露宴で出される料理の前菜とデザートの一部をいただいたり
チャペルや宴会場も見学できましたよ
チャペルは素敵だったのですが
やはり天井の高さが少し気になりました
なんせビルの中にあるので
他の階よりは高くなってはいるのかもしれませんが
よくあるイメージの高い天井ではありませんでした
見学の後、営業さんと初めに書いたアンケートを見ながら
具体的な話に進んでいきます
しかし私たちは当時まだ親にも結婚をする報告をしておらず
日にちなんて全くの未定ですし
呼んだほうが良い親戚の数もわかりませんでした
なので上記のままお伝えしたのですが
「決まってなくても大丈夫ですよ。では季節はいつが理想ですか?」
『春とかですかね〜?』
「3月4月は人気ですね!」
『そうなんですね』
「やはり土日がいいですよね?」
『土日休みの友人が多いのでそうですね』
となんとなく会話が進んでいき
少しお待ち下さいと離席の後
「4月○日の土曜日!今ならこの日人気の正午が空いてますよ!」
と開口一番に言われました
苦笑いで顔を見合わせる私たち
しかしこれがまだトンデモ営業の序章でした…