『ホルムヘッドの謎』著林望は、海外生活から得られた学びや気付きを理解する教材として役立ちます。 | 帰国子女枠入試を合格させるための自己PR添削と面接練習対策

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● 『ホルムヘッドの謎』著林望は、イギリスの帰国生が海外生活から得られた学びや気付きを理解するための教材として役立ちます。

帰国子女受験.comの齊藤です。

お茶の水女子大学附属小学校の、2024年度帰国子女枠4月編入試験の合格発表が3月25日(月)にありました。

スカイプレッスン受講生、お茶の水女子大学附属小学校に合格です!



担当は、北海道大学農学部の市瀬先生です。

市瀬先生は、アメリカのイリノイ州シカゴと中国の上海に住んでいたことがあります。

ですから、英語指導が得意ですし、理系なので理数科目も得意なんですよ。

さて今回は、自己PR型の帰国子女枠入試・帰国子女枠編入試験の願書と作文エッセイと面接試験対策について、お伝えします。

自己PR型の帰国子女枠入試は、活動実績で合否が決まります。

活動実績とは

1、学校の成績

2、語学資格

3、課外活動

4、「1」~「3」の経験や海外生活から得られた学びや気づき ※願書、作文エッセイやプリエッセイ、面接試験のネタになる

「4」が分かりにくいかもしれないので、説明します。

帰国生のみなさんは、海外生活を通して様々な経験を積むことになります。

海外生活を通して得られる様々な経験

・海外での学校生活: 海外の学校での勉強、外国語の習得、生徒会や部活動や文化祭などの取り組み、先生や友だちとの交流 など

・課外活動: 外国語の習得、スポーツや音楽やボランティアなどの取り組み など

・家族での活動: 外国語の習得、滞在国内の探索や旅行、海外旅行、日本に一時帰国時の国内旅行 など

たとえば、上記のようなことに取り組むと思います。

・学校の成績が向上してほとんどAにすることができた

・英検準1級を取得できた

・学校を代表してストックホルムで開催された模擬国連に参加することができた

・マーチングバンドで入賞してフロリダのディズニーワールドで行進する権利を与えてもらった

そして一生懸命取り組んだ結果、上記のような実績を残すことになると思います。

しかし、海外での学校生活や課外活動や家族での活動に取り組んでいると、一筋縄ではいかないことがあったはずです。

・先生や友だちからアドバイスをもらった

・図書館やインターネットで調べてやり方を工夫した

・いくつかの方法を比べてベストな方法を探してみた

・なぜそのような結果や事実になっているのかを考察してみた

海外での学校生活や課外活動や家族での活動に取り組んでいる際に行った上記のような内容が、「1」~「3」の経験や海外生活から得られた学びや気づきとなります。

もちろん、海外での学校生活や課外活動などを「単なる作業」として取り組んでいたなら、学びも気付きを得られることはほとんどありません。

帰国生のみなさんは、きっとそんなことはないですよね。

この学びや気づきは海外で暮らさなければ得られなかったはずなので、重要な活動実績として認められるのです。

帰国生のみなさんは、願書と作文エッセイ/プリエッセイと面接試験において、この学びや気付きを「ネタ」として使います。

願書と作文エッセイ/プリエッセイと面接試験に「ネタ」を組み込んで、海外生活を経て、自分は視野が広くなったこと、視座が高くなったことをアピールしてください。

「1、学校の成績」「2、語学資格」「3、課外活動」の経験や海外生活から得られた学びや気づきについて、分かりましたでしょうか。

本音を言えば、帰国生のみなさんは具体例を見て理解したいですよね。笑

そこで、海外生活から得られた学びや気付きを理解するための教材をイギリスの帰国生に紹介します。



『ホルムヘッドの謎』著林望

林先生は1984年から1987年までイギリスに滞在されています。

イギリス生活から得られた気付きと学びがエッセイに示されていて、エッセイ集がたくさん出版されています。

どのエッセイ集も帰国生のみなさんの役に立ちますが、『ホルムヘッドの謎』に収められている『地図の書けないイギリス人』がイギリスの帰国生にとって、大きなヒントになると思いますので参考にしてみてくださいね。

なお、原文をそのまま掲載することはできないので、私がまとめた内容で、林先生が海外生活から得られた学びや気付きを理解してください。

『ホルムヘッドの謎』

『地図の書けないイギリス人』


第1段落

みなさんが道を歩いていているときに、行く先が分からなくなって、地図を持っていなかったなら、みなさんは誰かに道を尋ねるでしょう。

その行く先が多少複雑な場合、みなさんが尋ねた方は簡単な地図を描いて説明してくださることもあると思うのですが、日本人とイギリス人では地図の描き方がまったく違います。

※この書籍は1992年に出版されているため、当時は現在のような携帯電話はありませんでした。

第2段落


まず、日本人の地図の描き方です。

・日本人は道を「二本の棒」で表す

・日本人は交差点を「井」の字のような形で書き、そこに交差する道を書き入れる。行く先がその交差点で右折する場合は、その道の真中に矢印を書いて曲がる方向を表示する

・日本人は曲がり角に目印となる交番やガソリンスタンドなどを描く

・日本人は矢印で右左と指し示して、最終目的地を道に接するように描く。その最終目的地は黒く斜線などで塗りつぶして「ココ」のように書く

・日本人は地図を描くときに道の名前は書き入れることはない。一方で、東西南北をかなり正確に意識しながら描く

・日本人は「面」としての広がりを意識した地図を描くし、それに慣れている

第3段落

次に、イギリス人の地図の描き方です。

・イギリス人は道を一本の線で書く。その線の横にその道の名前を書き入れる。

・イギリス人は交差点を「+」の字のような線の交差で示す。その交差点の目印となるような建物を描くこともあるが、むしろ少ない。多くの場合は、交差点の名前も目印も書かないで、ただその交わる道の名前またはルート番号を書き添える

・ラウンドアバウトと呼ばれるロータリー式の交差点の場合は、たいていその場所に丸く印を書く

・イギリス人が地図を書く場合、「道から道へ」というスタイルで目的地まで書いていき、「ここだよ!」という具合にその目的の場所にぐるぐるっと丸を書いて、最後には「分かったかね?」と言う

・イギリス人の書く地図は「線」と「線」とのつながりという形で構成されていて、書く際に東西南北をあまり意識しない

第4段落以降

イギリス式の「線」の地図は分かりにくいです。しかし、採用されているからには何か理由があるはずだと、林先生は考えます。

林先生は、イギリス式の「線」の地図に関心を持った結果、イギリスには「曲がりくねった道」と、まっすぐな「Roman road」の2種類があることに気付きます。

林先生はなぜ2種類の道が存在するのかを疑問に思い、親友に確認をします。

親友からの説明を参考にしつつ、林先生は調査をします。そして、なぜイギリスの地図は「線」なのかを考察します。

その結果、日本人が地図を「面」として捉える理由、イギリス人が地図を「線」として捉える理由に気付きます。

第4段落以降が、海外生活から得られた学びや気付きの具体例です。

とても参考になりますよね!

帰国生のみなさんは、バッチリな「1、学校の成績」「2、語学資格」「3、課外活動」の経験や海外生活から得られた学や気づきを準備してくださいね!

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