同志社国際高校２０２３年度帰国子女枠１２月入試A選考＠京都の英語エッセイの書き方をお伝えします。

●　同志社国際高校の、２０２３年度帰国子女枠１２月入試A選考＠京都の英語エッセイの書き方を、お伝えします。

海外駐在員専門コンサルタントの齊藤です。

兵庫県立国際高校の、２０２３年度帰国子女枠９月編入試験が、７月２６日（水）に行われます。

・募集学年：　高１、高２
・出願期間：　７月１９日（水）まで
・試験内容：　国数英（各５０分・各１００点満点）、個人面接試験

兵庫県立国際高校で使用している教科書は、こちらになります。

兵庫県立国際高校を受験するみなさん、対策をバッチリ行ってくださいね。＾＾

さて今回は、同志社国際高校の帰国子女枠入試について、お伝えします。

２０２３年度帰国子女枠１２月入試A選考（併願）＠京都では、以下のテーマが出題されました。

英語エッセイテーマ

Compose an essay connecting the keywords “happiness of others” and “personal desires.” Explain your ideas in detail, using specific example.

他人の幸せと自分の欲望というキーワードを関連付け、例を挙げて、あなたの考えを述べなさい。

まず、同志社国際高校の帰国子女枠入試Ａ選考（併願）のテーマの種類についてです。

同志社国際高校の帰国子女枠入試A選考に出題されるエッセイテーマは、４つに分類することができます。

同志社国際高校の外国語小論文４３のテーマ

１、受験生が、二つの事象をどのように関連付けるかを確認する　

２、受験生が、一般論に対してどのような意見を述べるのかを確認する（賛成、または、反対の立場が決められている）　

３、受験生が、一般論に対してどのような意見を述べるのかを確認する（賛成か反対、または、与えられた二択を選ぶ）　

４、受験生が、特別な状況に置かれた場合どのように考えるかを確認する　

２０２３年度１２月入試Ａ選考のエッセイテーマは「１」に該当します。

次に、帰国子女枠入試で合格できるエッセイの書き方です。

１、テーマに対して、深い知識を伴って書く
２、テーマに対して、自身の経験を組み込んで書く

「１」の書き方は、大学受験の小論文の書き方と同じです。

テーマに対して、十分な知識があることをアピールします。

「２」は、帰国枠入試の作文エッセイでは必須の書き方です。

テーマに対して十分な知識は持っていないので、自身の海外経験と照らし合わせながら書きます。

どちらで書いても合格できます。

しかし、今回のエッセイテーマ「他人の幸せと自分の欲望というキーワードを関連付け、例を挙げて、あなたの考えを述べなさい」は、「２」で書く方が易しいと思います。

なぜなら帰国生のみなさんは普段の生活において、自分の欲望が他人の幸せに直結している経験があると思うからです。

そして、他人の幸せと自分の欲望というキーワードを関連付ける際の考え方についてです。

・他人の幸せと自分の欲望というキーワードを関連付け、例を挙げて、あなたの考えを述べなさい

自分の欲望について考えることは、比較的カンタンです。

しかし、他人の幸せに思いを馳せること、さらに、その他人の幸せと自分の欲望がどのように結びつくのが全然分からなくて、手が止まってしまうかもしれません。

しかし、たとえば、以下のように関連させると書きやすいのではないでしょうか。

１、他人が幸せならば、自分の欲望を満たすことができる
２、自分の欲望を満たすことが、他人の幸せにつながる

具体的に説明します。

２０２３年度１２月入試Ａ選考のエッセイテーマで使われている「他人」と「幸せ」と「欲望」は抽象的であるため、理解しにくいかもしれません。

そこで、類義語に置き換えてみましょう。

類義語に置き換える

・他人：　自分と身内以外の人なので、クラスメイトやチームメイト等

・幸せ：　喜び、嬉しさ等

・欲望：　強い願い、強い望み等

イントロダクションで定義する

「他人の幸せと自分の欲望というキーワードを関連付け、例を挙げて、あなたの考えを述べなさい」

このテーマで使われている単語をよく考えてみると、「他人」とはクラスメイトやチームメイトのことで、「幸せ」とは喜びや嬉しさの事で、「欲望」とは強い願いという言葉に置き換えられると思います。ですから、

「クラスメイトやチームメイトの喜び」と「自分の強い願い」というキーワードを関連付け、例を挙げて、あなたの考えを述べなさい

と定義しても良いと、私は思います。

私は○○で□年間生活してきました。その海外生活を通して、「クラスメイトやチームメイトの喜び」と「自分の強い願い」は深く関係していることを実感した。その理由を述べます。

このように定義してから書き始めると良いですよね。

最後に、他人の幸せと自分の欲望というキーワードを関連付けたボディパートでの具体例についてです。

ボディ１、他人が幸せならば、自分の欲望を満たすことができる

他人の幸せ

アルティメットが未経験で内向的だった後輩が、私と一緒に特訓した結果、大幅に上達し、自信も持てるようになった。そして、自信がついてクラブ内で楽しく過ごせるようになったことで、他のチームメイトに良い影響を与えるようになった。

自分の欲望

その後輩が上手くなったことでチームがどんどん強くなり、最終的にはリーグ戦で優勝することができた。チーム優勝を目標に掲げて、チームを引っ張ってきたキャプテンの私は、願いがかなってとても嬉しかった。

他人の幸せ、つまり、後輩のアルティメット上達が、私の欲望、つまり、アルティメットクラブのリーグ優勝に繋がったので、他人が幸せならば、自分の欲望を満たすことができると確信した。

ボディ２、自分の欲望を満たすことが、他人の幸せにつながる

自分の欲望

メインストリームに入ったものの、英語での授業を完璧に理解するのは難しくて、グループワークでも足を引っ張ってしまうことが多かった。英語力をもっと上げたくて授業の復習を頑張ったところ、英語力が向上した。

他人の幸せ

私の英語力が向上したことで、グループのパフォーマンスが良くなった。あるとき、ルネサンスについて調べることになった際、私たちのグループは入念に打ち合わせをして、分担して調べて、協力してまとめあげたところ、全員が最高評価をもらえた。

自分の欲望、つまり、英語力の向上が、他人の幸せ、つまり、グループワークでの最高評価に繋がったので、自分の欲望を満たすことが、他人の幸せにつながると確信した。

たとえば、上記のような流れで書くことができますよね。

２０２３年度１２月入試Ａ選考のエッセイテーマの書き方のまとめ

１、イントロダクションでは、「他人の幸せ」と「自分の欲望」を類義語に置き換えて、２つのキーワードを上手くつなげる

２、ボディでは、「海外生活で頑張ってきたこと」や「海外生活で印象に残っていること」といった自分の十八番ネタのエッセイのボディ部分で使う内容を、アレンジして書く

「１受験生が、二つの事象をどのように関連付けるかを確認する」テーマは、『笑点の大喜利』にとても似ています。

同志社国際校の帰国子女枠入試A選考（併願）を受験するみなさんは、エッセイ対策を正しく頑張ってくださいね。

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今回は、慶應湘南藤沢高校（SFC）の、２０２３年度帰国子女枠入試の小論文についてお伝えします。

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