地方都市圏の通勤・通学輸送用の旧型客車の置換え用として、1977年に登場しました。
室内の両端をロングシート化して吊革が設置され、広いデッキで幅の広い自動扉とすることで、乗降時間の短縮を図った設計となっています。
この時期は、貨物輸送量の減少で機関車の余剰が発生していたことから、客車の新形式を開発する方針が採られていました。
1両当たりの製造コストが気動車や電車よりも格段に安かったため、地方部の通勤・通学時間帯に多く運転されていた比較的長編成の客車普通列車の置き換え用として、かつ余剰の機関車を有効活用し、輸送力増強やサービス改善を低コストで行うために製作されました。
国鉄末期以降、各地で「短編成・高頻度」型のフリークエント・ダイヤへの転換が相次ぐと、折り返し駅で機関車を付け替える必要がない電車や気動車への転換が進み、客車列車の本数は著しくしました。
また、非電化区間においても気動車急行列車の大幅な縮小によって余剰となったキハ58系が普通列車に転用されたため、活躍の場が激減し、一部はキハ141系やキハ33形に改造されましたが、1989年以降淘汰が進みました。
一般仕様車は、1996年に東北本線普通列車の全面電車化で運用を終了し、廃車となりました。
津軽海峡線の快速「海峡」が本系列最後の定期列車でしたが、2002年に海峡線内は全車特急化により廃止され、定期列車の運用は消滅しました。