企業や組織ではなく、個人の力で日本経済全体を良くしたいと思ったら、どうすればいいだろうか。当然と言えば当然だし、かなりばかげた考えだ。でもひょっとしたらと思ってしまった。


 その方法はこうだ。


 先日16日衆議院が解散したので、世界の経済市場は、次期政権が自民党になり、日本景気が改善することを大きく期待していると思われる。ここ2日の日経平均株価がそれを示している。


 今のところまだ、次期安倍政権に対する期待値でしかないが、政権運営がうまくいけば、日本経済は改善に向かうと市場は予想しているだろう。


 安倍氏は、日銀のインフレ目標を3%以上に上げたいと言っている。ちなみに現在は1%に設定されているが、全く達成できていない。うまくいけば、徐々に景気は改善し、物価も徐々に上がり始めるだろう。


 ということは、今が物価の最低期かもしれない。先行して、すでに日経平均株価は上昇しているが、いつ物価に反映し始めるか。雇用の改善は市場において、景気が改善していると判断される確実な材料だろう。雇用が改善し始めると、いよいよ物価の上昇が見えてくるだろう。


 ということは、株価や為替に左右されないノーリスク商品で、将来的に購入予定があるものは、いつ買おうかなんて迷わずに、物価が上がる前に今すぐ買うべきだということだ。


 これって当然のことだが、このことを普段から意識している人はどのくらいいるだろうか。「今は物価が低いから、今はお買い得な時期だよ。」なんてことを言っている人を見たことがない。逆に、「今は不景気だから、お金貯めとかなきゃ。」というのが横行している。私と違って、使えるお金があるのなら、購入予定のものがあるのなら、先延ばしせず、今買うのが得だ。


 さらに、物価の上昇に先行して、金融緩和がまだまだ行われるだろうから、お金の価値もその分下がっていく。だから、計画的に貯金するのは重要だが、ただただ貯金するのは得策ではない。


 ということで、世間で「今は物が安いから、お買い得だよ。」なんてささやかれるようになれば、これは、大きく景気回復の背中を押すことになる。不況とは、お金が使われないことが根源だから。世間のお金が減ることはない。どこかで貯まったままになっているだけ。これが不況の正体だから。


 個人の力で日本経済全体を良くする方法とは、”今がお買い得”という当然の事実を広く世間にばらまくことである。