前回、日銀の実質的インフレターゲット決定について書いたが、今ひとつ疑問が思い浮かんだ。前回書いたように、インフレを起こすには造幣をすればいい。前回はそれ以上追求はしなかった。しかし、以前にも書いたけれど、造幣には複雑な仕組みがある。私が現在知る限り、大きく分けて、2つの方法がある。1つは、日銀が借金をしてお札を刷る方法。もうひとつは、政府が政府貨幣を造幣する方法だ。前者は、単純に日銀の借金になる。しかし、後者は政府の利益を生む。その仕組みも以前書いたとおりだ。


 ここからは、確かな知識が無いので、かなり推測的に考えていく。前者の利点は、日銀の信用さえあれば、お札を刷りさえすればすぐに通貨を発行できるであろう点であるだろう。しかし借金を生む。それに対して後者は、政府の利益を生むという利点があるが、貨幣の製造に大きな労働力と時間とコストがかかるだろう。おそらく、造幣する金額分の500円玉を造るのだろうから。


 前回単純に喜んでしまったけれど、どういう方法でインフレターゲットをするのかを考えていなかった。どのみち、景気回復が期待できるだろうから。しかし、方法も非常に重要だろう。借金と増益、大きな違いがある。

 

 政府貨幣の造幣は、単に政府の増益になるだけではなく、造幣市場が潤う。おそらく、造幣局が造幣を企業に発注するのだろうから。公共事業になるのかな。こちらの方法どおりにうまくいけば、いいことづくめだ。


 どういう方法をとるのだろうか。


 なぜかここまで気になってしまう。何故こういうことに関心があるのか。疑問はたくさんある。しかし、まだ推測でしか考えられない知識量が悲しい。でも、実際、専門家でも意見が分かれるのだから、そこまでの確かな知識も経験も世の中には無いのかもしれない。推測は嫌いだから、関心のある限り、探究は続く。