近藤史恵のサクリファイスシリーズの四作目「キアズマ」
…と思っていたのですが、表紙の帯にも「新たな舞台は大学自転車部!」等と書かれているが、全く今迄とは関係ない話。
チカも伊庭も誰も出てこない。
サクリファイスシリーズと言うよりも強いて言うなら近藤史恵のロードレースシリーズと言った所でしょうか?
実はこの本も購入して忘れていた物です。
今回はツールでも謎解きでもありませんので青春ロードレース小説でしょうかね?
とりあえず現状では別物と考えた方が良いです。
ウダウダ書いておりますが、ロードバイクに乗り始めたシーンやレース中の表現などは相変わらず実に緻密に描かれている。
読んでいると走りたくなって来る。
自転車に乗る様になった理由なんて人其々
そして「俺の前に居る奴は皆抜いてやる!」そんな気分になって来る。
太腿の内側がゾワゾワして来る。
私はレースに参加した事は無いが、それでも道路を走っていれば、前を走っている者がいれば追いかけてしまう。
コレは自転車乗りの習性だろう。
実はこの後の作品も購入しており(数年寝かしておりました)、それにはチカも伊庭も登場する様だ。
今から読むのが楽しみです。