
燃えよ剣(上)
著者 司馬遼太郎
発行所 株式会社新潮文庫
定価 ¥667(+税)
購入価格 ¥105(税込)
「土方歳三が好きな割に、この名作を今まで読んだ事が無かったなんて!」
…と、言われてしまいそうですが、読んだ事が無かったのだから仕方がない。
しかも、この本だって購入してから大分経っています。
消費税が増税されたのが2014年なのでそれ以前に購入した事になります。
好い具合に熟成されたかな?
私が生まれる前に書かれた小説で、土方歳三と言う人間が描かれている。
元々感情を表に出す事が下手な症でいて、その割にワガママで融通が利かない。
…他人事に聞こえないのですが、そういう変な所にこだわりを持ってしまう所などが魅力であり、歳三の人間臭い所ですが、それらを捨てて「鬼の副長」と呼ばれ、理想とする隊を作る為に、寝食を注いだ…そんな所が前編である。
偏屈な歳三のす~っと人間味が消えて行く様が描かれている。
何となく思うのが、歳三は新選組自体になりたかったのではないか?
自分が考えた通りに動く必殺の集団。
人を使ったりするようになると、組織が自分の体の様に操れたら…何だか解る気がする。
考えた瞬間に動く組織…まさに理想ですな。
まあ、反対の意見が飛び出したりする所が本来の組織の在り方なのですが…