いちTBHフォロワーとしては、この作品に触れないわけにはいかない。
現場の興奮や空気感がBOSSのリリックを通じてひしひしと伝わってくる。
これを鑑賞するからには、是非とも性能の良いヘッドフォンで爆音で味わってほしい。
このDVDのライブ映像は、全国津々浦々のクラブで行われたのをひとつひとつ
スポットで編集してある。ステージに立つボスは他のMCと比べて何よりオーラが違う。
オープニングが終わるといきなりKRUSHさん(!)のインタビュー映像が入る。
まだTBHが活動を開始して間もない頃、早々に目をかけ曲をかけていたのは
他ならぬこのDJ KRUSHだ。
「イントロ聴いただけでこいつらイケてんじゃねぇかって。
ほら、俺今まで東京のヤツらしか知らなかったしさ。今までになかった感じ・・・」
俺個人的な意見だけど、1stと2ndの2枚を比べると確実に
1stのが好きなのね。っていうのはやっぱこっちのが初めて聴いたときの
衝撃度はデカかったし今までの日本語ラップへの固定概念みたいなものを
覆された感があるほど新しかったし。Oが作るトラックだって洋にも軽く匹敵すると思うし。
一曲も捨て曲は無い。色んなところで比べられることの多いSHING02の歴史的名盤
”緑黄色人種”を聴いたときの衝撃度と比べてみてもこっちのが全然上だと思った。
その中でも迫り来るような音と言葉に圧倒された
”RASING BULL”
映像も音もいい意味で荒削りな感じで収録されている。
多くの客に囲まれてラップするボス。正直、羨ましすぃ・・・(両方)。
この曲、実は2パターン収録されているのだが
後の新宿ロフトのはヤバいですよ~!な、なんとトラックがあの”証言”!!
もう鳥肌モンですよ。ある種、先人達への敬意からなのか東京への挑戦的な意味なのか。
ボスの意図としては十中八九後者だろうが。
普通、ライブ映像は客からの目線でステージ上手からアーティストが登場するのが
殆どだがこれの場合はボスがステージ脇の扉手前から映される。
扉を引くと同時に客の歓声と共に始まる
”COAST 2 COAST 2”(at ChinaTown HIROSHIMA!!)
地元広島にもこんなに理解者がいる、そしてこの時その場で体感出来て
マジで幸運なヤツ等だなと思った。広島はそこまでデカくもないが
そんなに小さい都市でもない。そんな微妙な土地柄から、
ツアーでもやって来ないアーティストも少なくない。
俺達の音源を聴いてもらった以上、生で体感させないわけにはいかない
というボスの考え方にリスペクト!
続いて、、というか数あるライブ映像の中から俺がひっかかった曲を解説していってます。
暗く怪しい不穏なメロディーに物悲しげなピアノの旋律が浮かぶ
大好きなトラックのひとつ、
”北風(WIND FOR WIN)”at NAGOYA
これはボスのリリック、動き、眼差し全てに惹かれます。
暗闇の中、淡々とラップしていくのを観てるだけでもカッコいいのに
たまに入るアドリブが・・・
「名古屋中の女も頷いて付いて行ったぜ」って、、たまらんすね!
前にも記事で書いた覚えがあるけど、火柱や爆竹(特効)などによる小細工
一切無しで、無駄な物は一切取り除いた、
マイクのみで表現されるステージングこそがリアル。
それこそがヒップホップのカッコよさ、美学である。
「TBHのライブは、
俺のマイクがすべて。言葉がすべて。リリックスがすべて。メッセージがすべて。
心意気がすべて。・・・真実のみがすべて。」by BOSS
”AME NI MO MAKEZ”
観た人なら分かるだろうが所々、
ビートが一瞬止まって一拍ズラすとこがあるんだがそこがマジでタマラナイw
生で体感したら多分シラフでも飛ばされる!
この曲は原曲よりも何なら良いかも知れない。Live Ver.としてアルバム収録希望。
そして個人的にボス本領発揮感が伺える
”ROAD OF THE UNDERGROUND”
このDVDの中でも一番じゃないかってくらいの安定感あるステージング。
この映像を観る為だけにこのDVD買っても惜しくないかも。
それだけ完成度高いです。TBH・・・ボスの言いたいことや方向性、
すべてが集約されてると思います。行くも地獄、引くも地獄。
そして俺がTBHにハマるきっかけとなったと言っても過言ではない
正にボスの真骨頂
”BOSSIZM”!!
TBHのライブでの音の特徴でもある言葉の語尾になびくディレイ(エコー)が半端無く響く。
あ~ヤバいヤバい・・・これを支えることが出来るのはずっとツアーで付き添ってきて
TBHのライブとは何たるかを理解しているDJ DYEがいるからこそ。
マジで行きたいなんて言わないからこの曲だけは生で観てぇなぁちくしょ~!
”未来は俺等の手の中”
イントロから鳥肌!ボスの目は明らかにキマってますが・・・。
未来は俺等の手の中・・・未来は俺等の手の中・・・未来は俺等の手の中・・・
栄光を・・・
”時代は変わる”
つかめ!!
待ってました、やっぱなんだかんだ言ってもブルーハーブといえばこの曲抜きには語れない。
素晴らしいです、ここまで書いといてなんなんだがこれは自分で観て感じてもらわないとわからない。
押し潰されそうな音の圧力とリリックの断片がスピーカーを通してビシビシ伝わってくる。
・・・お前自身で確かめろ。
全25曲、インタビュー、PV1曲入り。
次は現場でのレポートを書きたいなぁ。