先日の講座でお母さんたちにプレゼントした詩があります

 

長女が1才半、次女を妊娠中に受講した、とある講座の中で

講師の先生が同じようにプレゼントしてくださったものです

 

ついついできていないことに目が向いてしまうけど、

ほんとはちゃんと皆やっている

 

あなたは一人じゃない

みんな同じなんだよ

 

だから今日も一日、

お母さんであることを楽しんでね

 

 

【今日】


今日、わたしはお皿を洗わなかった

ベッドはぐちゃぐちゃ

漬けといたおむつはだんだんくさくなってきた

きのうこぼした食べかすが 床の上からわたしを見ている

窓ガラスは汚れ過ぎてアートみたい

雨が降るまでこのままだと思う

 

人に見られたら なんて言われるか

ひどいねぇとか、だらしないとか

今日一日、何をしていたの?とか

 

わたしは、この子が眠るまで、おっぱいをやっていた

わたしは、この子が泣き止むまで、ずっとだっこしていた

わたしは、この子とかくれんぼした

わたしは、この子のためにおもちゃを鳴らした

それはきゅっと鳴った

わたしは、ぶらんごをゆすり、歌をうたった

わたしは、この子に、していいこととわるいことを、教えた

 

ほんとにいったい一日何をしていたのかな

たいしたことはしなかったね、たぶん、それはほんと

でもこう考えれば、いいんじゃない?

 

今日一日、わたしは

澄んだ目をした、髪のふわふわな、この子のために

すごく大切なことをしたんだって

 

そしてもし、そっちのほうがほんとなら、

わたしはちゃーんとやったわけだ

 

(ニュージーランドのお母さんの詩)