~ざっくり感想①のつづき~
本書を監修してある、たつのゆりこさんは東京にある助産院「Be born」の院長の方
私が最初から「うう~~~ん確かに~!!」とうなった前書きがこちら
「あなたは、自分の体に、「穴」がいくつあるか知っていますか?
私たちには、目、鼻、耳、口、それから尿道口と肛門、女性には膣があるので、
全部で10個の穴があります。
これら10個の穴の内側は粘膜でおおわれ、健康な状態であれば、つねに粘膜を分泌しています。
つまり、私たちの体にある10個の穴は、いつもしっとり、うるおっていなければならないということです。
それが、穴の機能が正常であることの証なのです。
けれでも、これらの穴は、お肌と同じように、放っておけば乾燥します。
乾燥が続けば、それが体調不良の原因となり、ときには精神にまで影響を及ぼします。
そのため、私たち女性が美しく健康であるためには、これらの穴をきちんとケアすることが
とても大切なのです。」
自分にいくつ穴があるとか考えたこともなかったし・・!!
その穴に粘膜、確かに、全部粘膜でおおわれてるわ・・
それが乾燥することがあるの??
言われてみれば、ドライアイとか、鼻もカピカピになると調子悪くなるし、
ん?なんと膣まで!?
え、まって、膣って乾燥するんですか??
という私の「!?」いっぱいで始まったこの本
この本は著者の原田さんという女性編集者(60代くらい)の方が、たつのさんから
・女性器(主に膣)の役割
・その膣も劣化する
・膣が劣化するとどうなるのか
・そのケアの仕方
をアーユルヴェーダの観点から教わってそれを実践して、
原田さん自身が自分の体の変化にびっくりしていく~っていう内容なんですが、
助産師で、膣の話は当たり前のたつのさんと
昭和生まれで、「下の話は下品」という育ち方をした原田さん
この2人のやりとりがすごく面白い(笑)
要は「膣」は出産時だけじゃなくて、普通の妊娠していない女性(若い方も高齢者も)にもすごく重要な役目を果たしている。
なんだけど、ほとんどの日本女性は自分の膣に関してとても無知で無関心Σ(゚д゚lll)
諸外国では当たり前の膣ケアも、日本ではあまり知られていない
この膣に関する知識を知っておくと、多くの日本女性が抱えている問題の
生理痛
不感症
セックレス
性交痛
不妊
尿漏れ・頻尿
便秘
子宮下垂
骨盤臓器脱
まで改善されるんですよ~!ということ
それを学んだ原田さんが恐る恐る自分の会陰と久しぶりの「ご対面」をするところとか(笑)
枯れ果てて小さくなった会陰にショックで(会陰って小さくなるんですね!これにもびっくり)
膣トレを開始されるんですが、これにもたじろいだりびっくりしたりの連続で
女友達に勧められて膣トレグッズを買って(翡翠の卵、大・中・小3つ入り)
それをいざ膣に入れようとしたら入らなくて(笑)
ショックでそっと箱に戻して閉まったり・・(笑)
そこの原田さんの葛藤が本当に面白い&共感できる
でも自分なりにケアを続けて、いろんな体の不調を改善されるんですよね
えーそんなとこまで治るのー!ということまで
自分の体で実際やってみての感想や、こうした方がいい、ということまで細かく書いてあるので
とても分かりやすい!
ちょっと私もやってみようと思いました
そして途中にこんなことが書いてある
「私はなぜ、自分の膣に触ることに、それほど大きな抵抗を感じたのでしょう。
子どものころから「さわるな」と言われてきたこも一因かもしれませんが、
私はこれまで、無意識のうちに、性に関しては無知であるほうがいい、そのほうが上品だと考えていたのです。
性に関心をもつことなく、「私には女性器などありません」というすました顔をしている。
それが女性としての品位を保つことだと思っていました。
けれど、品位を保つことと、無知であることはイコールではありません。
大人の女性であれば、性についてきちんと知識をもち、自分の女性器の状態にも気を配って、常に
美しく健康であるように努めるー。
たつのさんのお話しを聞いているうちに、それこそが地に足がついた大人の女性の生き方ではないかと思うようになったのです。」
うんうん、本当にそう思う
これ、世の中の女性が知ったらいいと思うなぁ
興味ある方は是非読んでみてくださいね♪
