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ドリームハウス南蘭得 - 秩父とダムと鉄道と。

守備範囲→→秩父、土木施設(ダム)、鉄道(模型)。
鉄道模型は主に、JR北海道、副都心線系統、横浜市営…。
また、1~2か月に1回程度「秩父紀行」を投稿します(予定)。

こんばんは。

 

先日、都知事選がありましたね。

私は都民ではありませんが、Twitterで小池さんに対する批判的な意見を多く見かけたのでどうなるのかな?と注目していましたが、やはり知名度の高さから (?) 元のままになったようです。公約達成ゼロで再選したということは、都民にとって他の候補者はマイナスってことなんですかね?それと同時に、多数派だと思っていたTwitterでの批判意見が世の中では少数派になるのだと思い、ネットの世界の狭さを実感しました。

都知事選といえば、どっかの新しい太郎さんが満員電車での感染リスクを訴えていましたが、夜の街で大人の遊びをした人たちの中にも電車で帰った人はいるでしょうし、仮に満員電車が感染の要因だとしたらもっと急激に増加してるのでは?と思います。それに、最近の電車はほぼ全員がマスクをしていて窓開け換気もされていますから、少しも3密ではありませんからね。

 

実際のところ、「マスクや手洗いうがいなどの感染対策を正しく行っている人」と、「マスクさえ着けていればいいと思っている人」と、「マスクを付けずに物理的濃厚接触ばかりしている人」では感染率がどれくらい違うのか気になるところ。差が無ければ感染は運ゲー、暑さを我慢してマスクをするのは無意味ってことになりますし、逆に大きな差があるのなら「正しい感染対策ができていれば自粛しなくても問題ない」ということになります。まあきっと後者でしょうが、いずれにせよこれまでの「イメージだけの自粛要請」が覆されることは確かです。

 

 

雑談が長くなりました。

 

今日は、

 

【秩父紀行#27】秩父バス乗り潰し旅~三沢線前編~ (2020/6/27)

 

【秩父紀行#27】秩父バス乗り潰し旅~三沢線後編~ (2020/6/27)

 

の続きです。

後編は時間の都合上未作成ですが、そのあとの話の方がすぐに終わりそうなので先に書くことにします。

 

皆野駅からあの花ラッピングのバスに乗車。

「乗りつぶし旅」ということなので、これまでバカみたいに歩いてきたバス通りの道のりを一気に戻ります。

 

☆乗車記録

西武観光バス三沢線 西武秩父駅行

皆野駅 (14:23) → 坂氷 (14:55)

 

秩父駅の少し手前の坂氷でバスを降り、羊山公園にある武甲山資料館にやってきました。

 

秩父のシンボルともいえる武甲山。

秩父市街側 (北側) の半分だけが削れている不思議な形をしていますが、あれは山の北側と南側で構成成分が違うことに起因しています。

 

北側の部分は、かつて秩父が海底に沈んでいた頃の名残である石灰岩 (←いちおう補足、石灰岩はサンゴや貝などが堆積してできたものです) で、反対側の南側の半分は、火山堆積物由来の凝灰岩で出来ています。凝灰岩はもろく劣化しやすいため用途は少ないのですが、石灰石に含まれる炭酸カルシウムはセメントの原料になりますから、産業の発展により石灰石が求められると採掘が行われるようになったというわけです。

ちなみに、セメントに石や砂などの骨材 (簡単に言えばコストを抑えるためのスペース稼ぎ) や混和剤 (硬化時の強度を上げたりする薬のようなもの) を加えたものがコンクリートになります。

 

コンクリート工学の授業で学んだことがここで初めて活かされました笑

 

もちろん、採掘が行われる前までは、武甲山もハゲ山ではなく普通の山。「武甲山 昔」と検索すれば写真はいくらでも出てきますし、この武甲山資料館にも飾られていますが、今の武甲山の姿を先に見てから元の写真を見ると、少し不思議な感覚になります。

しかし、ハゲ山は土砂災害のリスクがありますし、最近は環境問題が注目されていることもあり、昔の武甲山の姿に戻すための緑化プロジェクトも行われているそうです。

 

※撮影許可済

授業で習った色んな種類のポルトランドセメントを生で見れて感動しました。

セメントを構成する成分は性質の異なる4種類に分かれていて、使う目的に応じてその4つの成分の割合を変えて作られています。例えば写真の右にある「早強セメント」であれば、4成分のうち早い段階で強度を発現する成分が多く配合されているということです。授業で習ったものでいうと、他には「中庸熱セメント」「低熱セメント」 (ひび割れの原因となる反応熱の温度を下げる) 、「耐硫酸塩セメント」 (海水などとの化学反応をしにくくする) がありました。

 

さて、秩父の石灰石輸送といえば秩父鉄道の貨物列車が有名ですが…

一番驚いたのは、採掘された石灰石をベルトコンベアで輸送するルートがあるということ。中でも、同じ秩父地域にある叶山鉱山のものは全長23 ㎞ もあるようです。

 

これがそのベルトコンベア。

 

もちろん一般人は中を見ることは出来ませんが、試しにググってみると、秩父橋付近でベルトコンベアが地上に現れて橋がちょっとだけ見れるとのこと。

本来はこのへんで早めに切り上げるつもりだったのですが、バスのフリーパスもあることですし、これは見に行かないわけにはいきません。

 

ということで、あの花の聖地である秩父橋を横目に通り過ぎ、現地へと向かいました。

 

川の向こう側に工場が見えます。

今回見に行くベルトコンベアはあそこまで石灰石を輸送しています。

 

ところが、行きあたりばったりで来てしまったので川沿いに出る道をなかなか見つけられず…。

 

途中、市街地なのに腕くらいの太さのヘビにも遭遇しました。ペット○コ以外で見たのは初めてかもしれません。アオダイショウだったので近づいて観察してしまいましたが、秩父にも毒ヘビはそれなりにいるようですから、むやみに近づかない方がいいかもしれません。

てか、一人で秩父を歩くうえでクマに出会ったときの対処法はチェックしたことがあるのですが、よく考えたら毒ヘビに遭遇した場合はどうすればいいのか、今まで全く知らないまま生きていました。

 

40分くらい歩いてようやく発見。

 

見つけたけど遠い。遠いけど凄い!

こんな山奥なのに、あの中に23 ㎞ もの長さのベルトコンベアが通っていて、そこを石灰石がひたすら流れて送られてくると考えると本当に凄いですね。

トンネル工事というと、黒四ダムのように工事の苦悩がドラマとして伝えられることがありますが、そのような道路や鉄道のトンネルと比べると超マイナーなこのベルトコンベアでも、それと同じかそれ以上に凄い技術と苦悩が詰まっているような気がします。

 

小鹿野町にもう1か所見れるところがあるらしいので、機会があれば見に行きたいです。

 

今回のさまよいマップです。ご参考までに (?)

無駄に4 ㎞も歩いていたようです。

 

そして、この日は1日で23 ㎞も歩いていたようです。渋谷~横浜間が25 ㎞なのでそれと同じくらいですし、偶然にも先ほど紹介したベルトコンベアの長さとも一緒でした笑

 

おかげで翌日は両足が上から下まで漏れなく痛くなりました。

長い長い自粛生活明けの一発目にやることでは無かったですね。

 

 

ということで、今回は以上になります。

今日もご覧いただきありがとうございます。

 

訪問日: 2020/6/27

 

 

 

――― 秩父紀行について ―――

 

秩父に魅力を感じ、地元横浜から月に1回ほど通っている私が、秩父の魅力をお届けしています。過去の記事も併せてご覧いただけると嬉しいです。

 

秩父紀行の他の記事は → → こちら

 

※番号は個人的な記録用として訪れた順番に付番したものであり、記事の順番とは無関係です。

訪問日:2020/6/27

 

雲マスクの武甲山

 

こんばんは。

外出自粛も県外移動も規制が解除されたので、久しぶりに秩父に行ってきました。

前回行った時は3月末の大雪の日(てか秩父に限らずバイト以外の外出自体この日が最後でした)なので、

この失われた3か月間というのは長いのか短いのか、何だかよく分かりませんね。

 

ということで、今回は密という言葉を知らないこの企画。

「秩父バス乗り潰し旅」です。

密にならないので小池さんには怒られないはずです。

 

今回はまだ1度も乗ったことのない西武観光バス三沢線に乗ってきました。

色々あって最終的には横浜~渋谷間と同じくらいの距離を歩くことに…。

 

それでは、スタートです。

 

※一応、おことわり

・訪問日は2020/6/27、県外移動の規制が解除された2020/6/19以降です。

・口に物を投入するとき以外はマスクを常時着用、手のアルコール消毒もこまめに行っています。

上記の「国の方針+個人的な感染対策」に加え、新しい生活様式(マスク着用、ソーシャルディスタンスなど)を守った上での外出が世の中に定着していることから、その辺りのマナーを守っていれば大丈夫だろうという個人的判断によって外出を決めましたが、もし不快に思う方は閲覧をお控えください。

 

路線データ

 

(画像は西武バス公式の路線図を引用)

 

路線名: 西武観光バス 三沢線

区間: 西武秩父駅~皆野駅

本数: 6往復/日 (2020年6月時点)

 

三沢線は赤線で示した、西武秩父駅~皆野駅を三沢地区を経由して結ぶ路線です。

今回は個人的に未知な領域となる深沢で一旦降りて、歩いて進んでみようかと思います。

 

 

☆乗車記録

西武観光バス定峰線 定峰行

西武秩父駅(9:20)→深沢?(9:33)

※路線名が違いますが重複区間のため利用しました。

 

と、ここでいきなりアクシデントが。

「次は深沢」とアナウンスが流れたタイミングでボタンを小指(←ささいな感染対策)でポチっと押したのですが、

しばらくすると、運転手さんから

 

「ごめんなさい、間違って通り過ぎちゃいました」

 

とのアナウンスが。

 

間違って降ろされたバス停には、

 

「ここはバス停ではありません」

「行先:本当の自分」

 

などと奇妙なことが書かれています。

 

後で調べて分かったことですが、

ここは秩父が舞台となったアニメ映画「心が叫びたがってるんだ。」の聖地のようで、

アニメの中のシーンをモチーフとして設置されたそうです。

 

もしかして、深沢で降りる=ここさけファンだと思われて、

わざと仕掛けたサプライズだったりして。

多分違いますね。

 

しばらく進んでいくと、遠くにおしり型の山が見えてきます。

あれは二子山という名前の山です。

 

おしり型の山は個人的に馴染みがあります。

私の心のふるさとである北海道には、

然別湖という場所に「天望山」というおしり型の山があります。

初めて訪れたときはまだ小学生でしたから、

「おしり山!」

と大はしゃぎをした覚えがあります笑

 

しかし、あちらは然別湖の湖面に山の形が水鏡となって映し出されることから、

「くちびる山」という上品な愛称が付けられています。

 

一方こちらには水鏡となる湖はありませんから、

ただのおしりに過ぎないようです。

 

at 語歌橋 停留所(SC254)

 

「ごかばし」(橋を濁るかどうかは自信が無いです)と読みます。

橋はこの後ろにあります。

 

 

at 横瀬町川東上 停留所(SC255)

 

ここはお蕎麦屋さんが1軒あるくらい。

この辺りはまだ横瀬町の市街地のようで、しばらく平地が続きます。

 

曇っていてとても過ごしやすかったのに、だんだん良い天気になってきてしまいました。

マスクが衣服の一部と化している状況下において、この季節の晴天は敵でしかありません。

 

at 横瀬町川東下 停留所(SC256)

 

消防署が木造(?)でめっちゃキレイですね。

 

 

at 金昌寺 停留所(SC257)

 

ここは…ポケモンGOのジムがあります笑 (うろ覚え)

ちょうど空いていたので私のお気に入りのモンジャラを置いていきましたが、半日で戻ってきてしまいました。

 

 

at 山田 停留所(SC258)

 

特に何もないのにトイレが整備されて観光案内板もあります。

 

その反対側にはガソリンスタンドの遺骨。

放置されたガソリンスタンドというのは地方あるあるのような気がします。

 

最近、行政の授業で空き家問題について習いました。

日本は人口減少が進む一方で、マンションなど新築の住宅の建設が進んでいるため空き家は年々増加傾向にあります。

結局のところ、問題は放置できてしまう法体系と、再活用方法が難しいところにあるようです。

 

空き家と同様に、地方ではこのような廃ガソリンスタンドをよく見かけますが、

こちらは地下の貯蔵タンクなどの特殊な構造により、解体が難しいために放置されていることが多いようです。

 

まあ、この「いかにもガソリンスタンド!」って見た目で再利用するのは

なかなかのチャレンジャーって感じがしますが、

昔、ガソリンスタンドを再利用したラーメン屋か何かを見かけて印象的だったような記憶があります。

インパクトを与えて集客効果はあるのかもしれませんね。

あと、ガソリンスタンドは頑丈らしいです。

 

ここでちょうど後続のバスの時間となったので、ここからバスに乗ります。

 

次に降りるバス停は全く決めていないので、

初めての試みとして最近入れたサイコロアプリを使ってみることにします。

とはいえ、1は嫌なのでサイコロ2個です。

 

一応、ちゃんとバスに乗ってから回したよ!てことで

スクショの時間を左上に残しました(下部分を削ったのは広告が出ていたからです)。

まあ、こんなのはやろうと思えばいくらでも不正が出来ちゃいますし、

何の証拠にもなりませんが、

あくまでも自己満足のための記録ということで。

 

で、9という面白みのない無難な数字が出ました。

(まあ、2個使えばだいたいこのあたりの数字に落ち着きますよね)

次降りるのは「三夜前」ですね。

 

☆乗車記録

西武観光バス三沢線 皆野駅行

山田(10:23)→三夜前(10:33)

※実際は5分ほど遅延

 

これまでの平面的な道のりとは対照的に、ここからは道が険しくなっていきます。

が、長くなってきたので後編に続く。

 

 

 

――― 秩父紀行について ―――

 

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※番号は個人的な記録用として訪れた順番に付番したものであり、記事の順番とは無関係です。

SNSで書かれる言葉って、面と向かって言われた言葉と同じくらいの重みがあると思うんです。

いじめによる自殺問題みたいなことが起こると、皆が強い心を持ってるわけじゃないから配慮しないといけないだとか、弱い側を特殊扱いして、その人自身がどうとかいう内容の議論になることがありますけど、そういうことじゃないと思うんです。

 

確かに、傷ついたあと乗り越えられるかどうかについては、本人の心の強さが関係するかもしれません。でも暴言を吐かれたら、心の強さとか関係なく誰だって少なからず嫌な気持ちにはなると思うし、やっぱりこれは受け手の問題ではなく言った側だけの責任だと思います。

…だって、「死ね」ですよ?


相手の内的な複雑な事情が絡んだ内容で傷つけてしまった、とかだったら、ボーダーラインは難しいところがあるかもしれません。

でも、こんな初歩的な暴言、言っちゃいけないことくらい誰にだって分かるじゃないですか。


私は死ね系の悪口は言われたことがないので、実際に言われときの傷の深さがどれほどのものなのは、分かったつもりにはなれても、正確には理解できていないかもしれません。

でも、自分が応援している人(私の知人なら容易に想像がつくかと思いますが、あえて名前は伏せます)が、かつてネットで批判の対象になり、Twitter等のコメントで悪口を言われていたことがありました。

自分が応援している人が、「私は批判される覚悟だったけど、応援してくれてる人たちのことも傷つけてしまった」と、ライブ中に泣きながらファンに謝る姿、
見ていられますか?

その人が「たまたま」応援してくれているファンの期待に応えるという強い思いを貫き続けることが出来たから、だからこそ批判を乗り越え、そして今の姿があるのかもしれません。


でも、そういう人の方がむしろ特殊なタイプだと思うんです。

芸能人やキャラクターの公式アカウントなどの有名なTwitterの投稿を見ると、悪口も少なからず見つかります。探そうとしなくても案外簡単に転がっています。
匿名で何でも出来てしまう現代のネット社会では、色んなことが便利になりましたが、悪口を言うのにも便利になってしまいました。だから、有名人に悪口を書き込むのも、彼らにとっては当たり前の感覚になっているのかもしれません。私自身も、有名人のTwitterに対する悪口コメントを見かけることは頻繁にあるので、その存在自体が当たり前のような感覚になっていました。

冒頭で、SNSで書かれる言葉は面と向かって言われた言葉と同じ重みがあると言いました。暴言は皆が皆経験しているとは限らないので、人によってはイメージが湧かないかもしれませんが、例えばLINEで友達から感謝のメッセージが届けば、誰だって嬉しい気持ちになるはず。

そう考えてみれば、よくよく考えてみれば、安倍首相やクロちゃん(この2人を並立させるのが適切かは分かりませんが)のように、SNSに膨大な数の暴言や悪口を書かれても流せる人のほうが、むしろ特殊な存在なのではないでしょうか。


TwitterのようなSNSだって、皆が見れるという意味では公共施設の中にいるようなものだし、マナーやルールも同じようなものが適用されるべきだと思います。
同じことを面と向かって言うことを考えればボーダーラインは自然に見えると思うのだけど、違うでしょうか?

匿名になった途端に平気で暴言が言えてしまう。そんな人間の方が、ウイルスなんかよりもはるかに恐ろしい存在なのかもしれません。