業務を制約する要因の一つが”紙”
みなさん、こんにちは。
開業から数十年以上の歴史があり、
ベテランから新人まで多くのスタッフを抱え、
長年お付き合いのあるお客様に恵まれている。
こういった、
地域No.1クラスの大きな会計事務所ほど、
ペーパーレス化が一向に進まず、
途方に暮れている実情があるような気がします。
若手税理士や都市部の事務所で
デジタル化が進んでいる情報を
様々な媒体で目にするたびに、
「気持ちばかり焦るものの、
実際にどこから手をつければいいものか」
と悩まれている所長先生や、
現場責任者の方から
お話しを聞く機会があります。
これが10年前であれば、
「慌てなくても、
業務に支障をきたすわけでもないし...」
と先送りにもできたわけですが、
世の中的には、
仕事にも生活にもペーパーレス化が急速に進み、
当業界においても
2024年の電子帳簿保存法改正など、
法律の面からも「やらなければならない」
段階へと引き上げられることになります。
今後は、
”お客様はパソコンが苦手だから”とか、
”ベテラン職員が紙でないと
業務が回らなくなってしまうから”
という言い訳が通用しなくなってくるのです。
では、資金力もマンパワーもある
老舗の大手会計事務所がなぜペーパーレス化を
実現できないのかを突き詰めてみると、
『所内で責任者クラスのベテラン勢が、
ペーパーレス化に前向きでないため』
ここにすべてが
集約されるような気がします。
決してデジタルネイティブではない世代の
所長やベテラン職員が、
ペーパーレス化に向けて、
■所内の点検決裁手段から紙を排除する
■お客様の提供物を紙からデジタル媒体に移行する
そこに本腰を入れない限り
現場は動きようがないのです。
ところがそれは、
簡単なことではありません。
ほんの数か月前に
ご相談いただいた某事務所は、
引退を目前に控えた所長先生の
強い問題提起にもかかわらず、
ベテラン層だけで話し合いした末、
早々にペーパーレス化見送りの
決断を下すことになりました。
一方で、つい先日
ご相談いただいた別の事務所は、
デジタルネイティブ世代の職員が結束し、
ベテラン層を突き動かしそうな
兆しがみえました。
「企業は人なり」と言いますが、
同じ大手事務所であっても、
結局その将来を明るくするのも暗くするのも、
そこで働く人以外にないと
改めて感じた出来事でした。
長い間続けてきた業務手法を、
大転換するのは大変勇気のいることです。
しかし、
それらを阻んできた一つの要因が、
「実は“紙の存在”だった」と
わかっていただける時が、
一日でも早く訪れて欲しいと願うばかりです。
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