中小零細企業に「評論家」は不要 | 会計事務所応援 ブログ

中小零細企業に「評論家」は不要

みなさん、こんにちは。

 

ひとり事務所や、ひとり社長の会社において
もしその人が典型的な「評論家」タイプで
実行力を伴っていなかったとしたら、
それほど時間がかからずに潰れることでしょう。

 

それは誰にでも想像がつくことです。

 

私自身も、勤務時代にいわゆる「批評家」「評論家」
タイプで有名だった税理士先生が、

とあるきっかけで独立したのち、


思いのほかご自身の思い描いていたような
事務所経営ができず、
結局勤務税理士に戻ってしまったという例を
いくつか実際にこの目で見てきました。

 

どんな仕事でもそうだと思いますが、
自分がやっていることは難しく、
他人がやっていることは簡単そうに見えるものです。

 

その十分でない部分を探し出す目、
改善につなげている行動力は
仕事をしていく以上なくてはならないものだと思います。

 

しかし、口は出すが、体は動かさない
まさに「評論家」タイプは、
人的物理的リソースに乏しい
中小零細企業にとってはマイナスでしかありません。

 

とはいえ、5人、10人と組織の規模が
大きくなるにつれ、
いつのまにか「評論家」タイプが発生してしまう。


厄介ですが、これが現実なのかもしれません。

 

私たちが様々な事務所において、
あるプロジェクトを共同で進めていく際も、
素直で前向きなメンバーが、
「評論家」タイプに駆逐され

中止になってしまったケースは数知れません。

 

その組織にとって
未知の分野を開拓していくような
プロジェクトの実践は、
直近の成果だけを切り取れば
マイナス面のほうが多くて当前です。

 

それでも少し先の未来のために、
頑張って成果を出すために努力する姿は
とても尊いものだと私は思います。

 

ところが「評論家」は、
そもそも行動するつもりがありませんので
言いたい放題。
実現を伴わない理想論ですから、
試行錯誤をしている人からすれば
害毒でしかありません。

 

こういったマイナス面の力が組織全体に
蔓延してしまえば、
「少しでも失敗の危険性のあることは
手をつけたくない」という空気ができ、
ジリジリと衰退へと
舵を切る結果になるのではないでしょうか。

 

「行動力のある人」

「前向きに取り組める人」

が失敗を恐れずに、
挑戦できる職場環境を維持することに
経営者や管理職の方は目を
光らせておかなければなりません。

 

当然のことですが、
経営者や管理職の方が
自ら「評論家」になってしまったら、
その組織は終わりになってしまいます。

 

気を付けたいものですね。

 


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