若者へ不安と期待 | 会計事務所応援 ブログ

若者へ不安と期待

みなさん、こんにちは。

 

昨日は成人の日ということで、

テレビで成人式に参加する若者たちに
インタビューする姿がそこかしこで映し出されていました。

 

そこで、私が意外に感じたことは、

『将来年金を
もらえなくなってしまうのではないか』

という不安の声が思いのほか多いことでした。

 

“二十歳にして、もう年金の心配???”

と思わなくもないのですが、

 

何もかもが右肩上がり(私の場合は、
学生時代にバブルが弾けましたが)の時代を
まったく経験していない若者にとって、

 

「若いんだから、頑張ればどうにでもなる」

と考る前に、

「まずは、大きな失敗をできるだけ避けたい」

と考えるのは自然なのかもしれません。

 

人間、年をとれば、
徐々に身体的にも精神的にも弱くなってくるもの。

 

二、三十歳代の頃は、

『仕事を引退したら、
どのくらい年金がもらえるのだろう』

など考えなかったものが、
年齢が一回り上の先輩の話を聞いたり、
ニュースなどで「将来受け取れる年金が...」
と報道されていると、

そろそろ、考えなければいけないのか

と無意識に関心が向いている自分がいます。

 

しかしいまや、まだ学生だったり
社会人として一人前にはなっていない世代が、
すでに同じような不安におそわれているのは
ゆゆしき状況と言わざるを得ません。

 

とはいえ、必ずしも
嘆くことばかりでもないのかもしれません。

 

見方を替えれば、彼ら彼女らは
危険回避能力が私たちより長けていると

言えるのかもしれません。

 

あるいは、情報収集、発信能力が
勝っているのではないでしょうか。

 

テレビや新聞などで報じられる『表向き』の情報と

その背景などをWeb上の口コミや、
個別のグループ内で共有する『裏側』の情報とを、

上手に使い分け、最終的な判断を下すわけですから。

 

この動き世の中の価値基準になってくれば、

面倒なもの、共感を呼ばないもの、
無駄なお金を払わなければならないもの、
そういったものが、
早い段階から消費者から『対象外』に分類されてしまい、

 

その逆なら、短期間のうちに
爆発的なヒットになっていく社会がやってくることでしょう。

 

そういう意味では、

「知りたい」「伝えたい」という個々の感情に、
いかにストレートに
うったえることが出来るかが、

商品やサービスの成功に
大きく貢献することになるのではないでしょうか。

 

手強い、そして面白い価値観をもった若者が、
いい意味で市場活性化をしていって欲しいものです。

 


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