『店主』と『店長』は雲泥の差 | 会計事務所応援 ブログ

『店主』と『店長』は雲泥の差

みなさん、こんにちは。


今日で更新700回になりました。


いつもお読みいただき、
ありがとうございます。


さて、みなさんは
飲食店やお店に入って
『責任者を出せ!』と、
激昂した経験はありますか?

※ちなみに、私はありません。


すると奥から出てくるのは、
たいてい責任者である『店長』だと思います。


この店長と呼ばれる存在、


はたして『店長』でしょうか、
それとも『店主』でしょうか。


ぱっと聞くと、
ほとんどその差を感じませんが、


もしその人が『店長』なら、
そこに発生した問題が重大すぎて
自分で解決が出来ないと判断すれば、
本部なり社長なりに、
指示を仰ぐことが出来るでしょう。


しかし『店主』だとしたら、
もう後ろはありません。


自ら判断し、
何らかの決断を下さなければなりません。


これはクレームだけではありません。
金銭的な問題、人材の問題、
提供するサービスやお客様の問題、
すべての責任を背負うのが『店主』です。


なぜこんな話になるのかというと、


先日、自ら開業した飲食店を
閉店せざるを得なかった経験を持つ
30代の男性とお話する機会があり、

その“大きな差”について、
とても考えさせられたことがきっかけです


彼は、サラリーマンとして
複数のお店で店長代理や店長経験を積み、
「これだ!」と決意して、
独立を決意したと言います。


しかし、開業してみて、
いかに自分が守られた立場にいたのか、
お客様を自力で増やすことが難しいのか、
思い知ったそうです。


というのも先日、
とある地方の税理士先生で
『まだ開業したばかりで...』
というお話でお電話をいただき、


話を聞いてみると、
事務所を開設したものの、
さっぱりお客様が増えず、
どんな些細な仕事でも良いから、
いただけるものならいただきたいと
話を持ちかけられました。


私達は、ちょうどその時
帳簿作成などの仕事をする
在宅スタッフさんをWebで募集しており、
そこに応募したいというのです。


出来高制のお仕事ということで、
税理士資格をお持ちの方に
取り組んでいただくには
決して高い報酬ではありません。


それでも、何とか
収入につなげたいというのです。

もし、これが身分も給与も安泰の
勤務税理士として働いていたとしたら、
「たとえ一円でも」という心境には、
なっていないのではないでしょうか。


経営者も従業員も、
お客様から見たときに、
その差はあまりわかりません。


ひょっとしたら、
その経営者のもとで働いている
従業員であっても、
その差をあまり感じていない人も
結構いるのではないでしょうか。


私がお会いしたことのある
会計事務所の職員さんのなかには、
所長先生を馬鹿にしきった話を、
平気で私達にしてくる方が
いらっしゃいます。


たくさんの経営者さんからの
相談窓口として日々仕事をしている
職員さんのはずなのに、

何か感覚がズレているのではないかと
思うのは私だけでしょうか。



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