ドラマ「しゃばけ」シリーズの第2弾,、決まったそうですね。
今ではお気に入りの作家さんのひとり、畠中恵氏の作品を知るきっかけになったのが、
昨秋のシリーズ第1弾でした。
舞台およびキャラ設定に惹かれて即原作シリーズを読みました。
病弱ながら利発でやさしい若だんなと彼を見守る2人の手代(実は妖―あやかし―)を
中心としたファンタジックな時代物ミステリー。
女流作家さんらしい柔らかな語り口で、ほっこりと心温まる読後感がいいです。
京極夏彦氏のように、日本文化論ないし民俗学的アプローチで妖怪を用いる(※)のではなく、
妖たちも人間同様あるいはそれ以上に魅力的なキャラクターとして生き生きと描かれています。
文庫本化されているシリーズ第4作「おまけのこ」までしか読んでいないので
(ハードカバーは重くて嵩張って寝る前の一読にも保管にも向いていないので基本文庫化待ち)
「うそうそ」はまだ読んでいないのですが・・・
今冬のドラマ放映までに読もうかなと思っています。
※京極堂シリーズ、百物語シリーズなど。
「豆腐小僧双六道中ふりだし」は小噺のような軽妙な語り口で、
妖怪を通して古来の日本人のものの考え方を解説した傑作。
で、今更ながら、前作ドラマ「しゃばけ」に関してですが・・・
原作の設定がいいので、ストーリーは間違いなし。
ただ、柴田ゆう氏のイラストからもうかがえるように
原作がほわっとした暖色系のイメージであるのに対して、
ドラマのほうは色でいえばブルーのイメージ。
美しく、時に妖しく時にどろどろした感情をフィーチャーしています。
原作を持ちながら独立した世界観を描き出しています。
VFXを駆使した映像処理の美しさに相まって、
手越クンの若だんな、太一クンの鈴彦姫、谷原さんの仁吉をはじめとした
俳優陣も本当にきれいで妖艶で、視覚的にも楽しめました。
キャスティングも「お金がない!」の頃から気になる存在感を放っている高杉さんや、
役者絵から抜け出してきたような宮迫さん、
甘い甘いお父さんの一徳さん、
原作より大幅にキャラのたった真矢さんなど抜かりがありません。
気合いの入った作品で、1回限りの放送なのが惜しいくらいの出来だと思いました。
しかも確か他局でたけし氏主演の松本清張ものをやっていたんですよね、この日。
個人的に若旦那と髙木クン扮する栄吉のたどたどしい会話シーンがツボりました。
エンディングでちょっと?なところもありましたが、
これはストーリーを簡素化するための策だったのかなと原作を読んで納得。
デビューの頃から手越クンのファンの娘共々第2弾の放送が楽しみです。