バックトラッキングはモデリングのスキルなのでは、、 | 作業療法士杉長彬(すぎながあきら)のやる気を高めるコミュニケーション

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現役の作業療法士が、リハビリ職のためのやる気を高めるNLPコミュニケーション術をお伝えいたします!NLPを用いたコミュニケーションセミナーを行っています!

朝実習生と1分間スピーチをしている。


昨日うまくいったことについて、


1分間でスピーチしてもらうのだ。


学生の話を聞いていると、


「で?、結局何が言いたいんだっけ?」


と思ってしまうことも多い。


確かに学生の話なので、


伝える要点が絞られていないことも多い。



だけど、そこでそのまま質問するのではなく、


一度相手の話を、自分なりにまとめて伝え返す。


とやってみるようにした。



相手の話を自分なりに、


あなたの言いたいことはこういうこと?


と伝え返す。


こうやってみると、


だんだん、学生さんが本当に伝えたかったこと。


がわかってくるようになった。



NLPの学習をしていると、


相手の話を伝え返すことは


「バックトラッキング」という。


このバックトラッキングというのは、


通常、相手との信頼関係を作るために使われると説明される。


しかし、ここで私が相手の話を伝え返す時のバックトラッキングは、


「モデリング」だと思う。


自分自身が学生さんになったつもりで、


話をするということ。


相手の中に入ってみて(相手をモデリングして)


そこでようやく理解できる話もある。


相手の話を自分として、自分の立場から聞いていては、


よくわからなくても、


相手の中に入って、相手のやっていることを真似してみて、


初めて理解できることもある。


最近そういうことを実感している。


NLPのラポール構築のための3つの技術


バックトラッキング


ミラーリング


ペーシング


はラポール構築の技術であると同時に


クライアントと同じ世界を共有するためのモデリングのスキルなのだと思う。


最近そういうことを改めて思ったので書いてみた。