良いことは「良い」と伝える。 | 作業療法士杉長彬(すぎながあきら)のやる気を高めるコミュニケーション

作業療法士杉長彬(すぎながあきら)のやる気を高めるコミュニケーション

現役の作業療法士が、リハビリ職のためのやる気を高めるNLPコミュニケーション術をお伝えいたします!NLPを用いたコミュニケーションセミナーを行っています!

患者さん、利用者さんとの関わりだけでなく、

後輩や学生、または上司や先輩との関わりのなかでも、

「良い」または、「良くなった」と思ったことは、

即座に「それはいいですね!」とフィードバックをするように

意識しています。
 
 
先日学生さんとのフィードバックで、

「以前と比べて患者さんが笑顔が増えてきたんですよ。」

「それに、興味の幅も増えてきて、

自分から歌を歌いたいと私に言ってきたんです。」
 
 
それに対し、私は

「おおっ!それは良くなっているね!

で、それを患者さんに伝えた?」

と聞くと、

学生さんは、

「えっ、、、、それは伝えてないです。。。」

との返答。
 
 
 
これはよくありがちなことですが、

以前より良くなってきたなーと、

評価をしていても、

それを患者さんに伝えていない。
 
 
そういうことって結構あるものです。
 
 
しかし、ここは絶対伝えた方が良いです。

特に良くなった変化については、

この調子で良いのだというフィードバックを入れ続けることが大切だと思います。
 
 
その事によって、患者さんにとって、

「良いこととは何か」がわかるようになります。

そして、この調子で頑張ろう!と前に進む意欲が出てくるのです。

リハビリとは受けている本人にとっては、

前に進んでいるのか、後ろに下がっているのか?

本人にはわからなくなることも多いものです。

だからこそ、前に進めているとき、良くなっている時は、

本人に伝えた方が良いのはないかと考えています。