拒否のある患者さんとの関わり | 作業療法士杉長彬(すぎながあきら)のやる気を高めるコミュニケーション

作業療法士杉長彬(すぎながあきら)のやる気を高めるコミュニケーション

現役の作業療法士が、リハビリ職のためのやる気を高めるNLPコミュニケーション術をお伝えいたします!NLPを用いたコミュニケーションセミナーを行っています!

『もう私に構わないでください。』
頑なに心を閉ざしてしまう患者さん。

こんな方に出会うことが、臨床の場面では何度もあります。



『構わないでくれ』と言われても、
『ハイそうですか。』と
サクッとその場を立ち去れないのが、私たちリハビリ職の仕事です。


もちろん。その時はそのまま引き下がる事もあるけれど、
また次の日に声をかけてみたり、
またさらに次の日に顔を合わせにいったりと、
関係が切れないように、
毎日少しずつ関わる。

そういった関わりをしていきます。


患者さんの毎日の様子をじっと見ていると、
だんだん拒否することと、受け入れられること。その違いがだんだんわかってきます。
その違いを観察しながら、
だんだんとお互いにできること、共有できることを増やしていく。
私は、拒否の多い人にはそんな関わり方をしています。

特にそういった方には、なるべく受け身的な活動を提供することが多いです。

○マッサージをする
○顔の毛を剃ってあげたり、
○一緒に音楽を聴く
○料理プログラムで作った料理を、あげる(本人は作らず食べるだけ)
○ただ話を聴く


そんな関わりを続けながら、
半年とか1年とか時間をかけて、だんだんと受け入れられていく。そんな事例を、少しですが、今まで何例か経験したことも、あります。


そういった事例は、自分にとって大切な宝になるものです。


そんな事例を体験しているからこそ、拒否のある方でも、『ちょっと気長に関わろう。』そんな気持ちになれるものです。


余裕っていうのは、経験の上に成り立つものだなと思うのです。


今まで、関わった患者さんとの経験を大切にして、
今目の前にいる患者さんとの良いかかわりを、したいなと思います。





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