最近、作業療法の社会的認知度をあげようとか、職域を広げようとかいう話を、作業療法協会のニュースなどでよく見かけます。
だけど、作業療法士ってまだまだマイナー、社会的認知度の低い仕事だなって思います。
世の中で作業療法っていう言葉もそうだし、行為そのものがまだまだマイナーなものだなあと感じます。
なんで作業療法の認知度が上がらないのかな?
と自分なりに考えてみたところ
作業療法が未だ「重い病気や疾患のある方」のみに行われているからなのではないかと思います。
つまり、病気になって始めて作業療法を知るという現実。
これが作業療法の社会的認知度が上がらない理由だと思います。
ここでいう重い病気とは、脳梗塞や統合失調症、骨折など比較的大きな疾患の事です。
このような疾患にかからないと、普通の方は日常生活で作業療法士に出会う事はありません。
つまり、風邪や花粉症、虫歯、など誰でもかかりうるような比較的軽い疾患では、
医者や看護師、薬剤師に出会う事はあっても、作業療法士には普通の人は出会わないのです。
なので同じ医療職でも医者や看護師、薬剤師は誰でも知っている。
しかし作業療法士はなかなか知られない。
そういう現実を作り出しているのだと思います。
作業療法も、もっともっと、対象とする疾患の幅を広げて、
風邪やアトピー、花粉症や肩こりなど、
こういったものにも、効果がある事を示せれば、我々作業療法士の職域も知名度も格段に、アップするだろうなって思います。
でもたぶん、アトピーとか、花粉症とかに対する作業療法って研究している人っていないんじゃないかな・・・?
なので、まあかなり夢物語みたいな話ではありますが・・・
いろいろと妄想を膨らましている今日この頃です。