言葉が現実を作っていくという事 | 作業療法士杉長彬(すぎながあきら)のやる気を高めるコミュニケーション

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精神科の臨床というのは、言葉によって世界が構成されているなとよく思います。


現実があってそれを言葉で表現するのではなくて、

言葉で表現する事で、それに見合った現実が構成されているという事です。


ナラティブセラピーとか社会構成主義の考え方ではこういう事がよく言われているみたいですが、
本当にそうだなと感じる事が臨床場面ではよくあります。




『あの患者さんは、良くならない』とか『治る見込みがない』とか
治療者同士でそのような言葉を使っていると、実際に現実もそのようになっていくし、


『あの患者さんかなり良くなってきた☆』『良くなる可能性が高そうだ』などという言葉を使っていると

そのような現実が構成されていく

そんな感覚があります。



そんな感覚がありますので、治療者同士で語る言葉にも意識を払う必要があるなとよく思います。

治療同士で語られる患者さんのストーリーが、患者さん自身に直接影響してくる事もよくあるなと思うのです。



そして私たちも自分のストーリーをどう語るかが大切だなとも思います。


自分の人生をネガティブに語ればネガティブな人生になるし、自分の人生をポジティブに語ればポジティブな人生を歩めるんじゃないかと思います。


楽しく生きていきたいです。