催眠言語で元気になってもらう | 作業療法士杉長彬(すぎながあきら)のやる気を高めるコミュニケーション

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私はよく患者さんとプログラムで歌を歌っています。



歌を歌う前に発声練習と称して、『あーーー』とか『ぱっぱっぱっ』とか声を出してから歌うようにしています。


そんな時、ただ身体的に声を出すだけでなく、気持ちの面でも元気を出して欲しいと思ってます。


なので、私はこのように声かけています。

『みなさん今から「あーーー」っと声を出していきます。すると、身体から元気がでてきますよー。』
って感じです。



これはNLPのミルトンモデルの言い方を意識してます。

ミルトンモデルっていうのは、催眠療法家ミルトンエリクソンの言葉をモデル化して、
誰でも催眠的な無意識に働きかける言葉の使い方をできるようにしたものです。




ここでは、意識したものは『すると、』っていう接続詞の部分です。


これは本来
『声を出しましょう。』

『元気を出しましょう。』
という独立した2つの指示です。



声を出すことと元気を出す事はまったく別の出来事です。


しかし、声をだしましょう、すると元気がでますよ。
とまるで声を出すと元気がでるかのようにくっつけて言う事で、
元気を出して欲しいと患者さんの無意識領域にアプローチします。

こうやってやると、患者さんはなんだか目を輝かせて声をだしてくれます。








ミルトンモデルについてわかりやすく説明しているblogを見つけたのでリンクはっておきます。

ミルトンモデルのことばのつかいかた
http://www.nlp.vc/2008/02/post-19.html

ここで使っているのは接続詞のミルトンモデルです。




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