「励まし」は、逆効果の時もある!
こんにちは。
NLPロードの集客・営業・人間関係が得意なコーチ@長岡高生です。
(「主人が会社を辞めたい、と言っています 」のつづき)
人は誰でも、大切な人が、困っていたり、辛い気持ちでいたとしたら、なんとかして「励ましたい」と思うのは、ごく自然な気もちではないでしょうか。
その気持ちは、大切な気持ちです。ぜひ、その気持ちが思いの通り実現してほしい、と思います。
しかし、あなたが、本当に、辛く苦しい時、人から「励まされた」ことはありませんか。その時、相手の言葉を素直に受け取れず、空々しく感じたことはないでしょうか。
私は、20代の時、真剣に心配してくれた人の言葉に耳を傾けられず、「この人も、本当には解ってくれない」と感じてしまい、孤独を感じたことがあります。
それくらい、「困った」「辛い」状態の人は、自分の気持ち、相手の気持ちに敏感になっています。だから、安易な「励まし」は逆効果になる場合も少なくないのですね。
まるで、「辛い感情」という冷たい水で一杯になったコップに、上から「励まし」という温かいお湯を注ごうとしても、あふれてしまって、コップの中に水は、あまり温かくならない、ように。
1回、コップの中の冷たい水を半分にして、温かいお湯を半分入れる方が、ずっと効果的に、コップの中の水を温めることができる、のではないでしょうか。
すぐに「励ましたい」という気持ちを、グッと押さえて、相手の話(気持ち)を十分に聴く=受け止めることで、相手のココロに「励まし」を入れる余裕が生まれるのです。
相手の話を聴く=受け止める時に大事なコミュニケーションの基本的スキルがあります。それは、ラポールの形成のスキルと言います。
ラポールの形成(信頼関係を築く)スキルは、3つのスキルからなっています。
一つは、伝え返し=バックトラキング
二つ目は、ミラーリング
三つ目は、ペーシングです。