人間関係を激変させる=ポジション・チェンジ(その1)
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こんにちは。
NLPロードの人間関係コンサルタント@長岡高生です。
NLPには、人間関係を劇的に改善するテクニックがあります。そのもっとも基本となるテクニック=「ポジションチェンジ」について紹介します。このテクニックは、ゲシュタルトセラピーの「エンプティチェア(空椅子技法)」を応用したスキルです。
ポジションチェンジは、どんなふうに使えるのか。上司のCさん(クライアント)と部下のDさんとの関係が大きく変わったという事例を使って紹介してみましょう。
Cさん:「部下に、Dというのがいるのですが、仕事ができなくて、いろいろ指導するんですが、イライラしてしまって、もう限界です。人事に言って他に異動させるしかないですね。」
コーチ:「そのことで、何か心配なこととかがあるのですか?」
Cさん:「ええ、Dを異動させるのはいいのですが、そのことによって、私の管理能力が問われるのではなうか、と心配です。・・・」
コーチ:「どうしたいですか。もしも、何でもできるとしたら、どうしたいですか?」
Cさん:「本当は、一番いいのは、Dを上手く指導できて、自分の管理能力もアップすればいいのですが、・・・」
コーチ:「そうですよね。それでは、NLPのスキルにポジションチェンジというスキルがあるのですが・・・。試してみませんか?」
Cさん:「はい、やってみます。」
(ポジションチェンジを約15分行いました)
コーチ:「やってみて、どうでしたか?」
Cさん:「何か、Dの気持ちが少し解ったような気がします。そうですね。私とは全然タイプが違うんですね。よく解りました。あまり焦らずに、あまり多くを期待しないでやってみようと思います。」
Cさんは、その後、様ざま苦労されたみたいですが、何とかDさんとの関係を改善することができ、「相手のタイプが解ったことで、あまりイライラせずに指導できるようになりましたね。Dも少しづつ改善してますよ。」というお話を頂きました。
マネジャーにとって、良好な人間関係は仕事を進める上で欠かせないものです。上司-部下、顧客との人間関係が良好な状態を維持できたら、マネジャーの仕事は、とても楽しい時間になるでしょう。
今回紹介した「ポジションチェンジ」は、良好な人間関係を築くのに、効果性、速効性の高いスキルです。今回紹介したテクニックは、もっとも基本となるテクニックです。そして、NLPには、このポジションチェンジを応用したテクニックがたくさんあるのです。